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第1章 世界・人物

◆天照大御神・天照/アマテラスオオミカミ・アマテラス
┗三貴子の一人。太陽を司り、神々の頂点に立ち高天原を統べる女神。日嗣の祖母。偉大なる父神を慕い、死という穢れから遠ざかる一方、亡くなった母の愛も知らない。

◆月読命・月読/ツクヨミノミコト・ツクヨミ
┗三貴子の一人。天照と共に生まれた夜を統べる美しい男神。妻を持たず、彼に恋焦がれる巫女も多い。しかし性質はサディスティックで気分屋。自分が興味の無い事物には一切関わらず冷淡。
また未来予知の力を持ち、淡島の人々の運命を弄びながら毎夜月見酒と楽の音に興じている。

◆素戔鳴/スサノオ
┗三貴子の一人。天照・月読と共に生まれた男神。姉、兄と異なり亡くなった母を慕い、現在は根の国に居を構えている。嵐や雷を操り、立ち居振舞いは荒々しく粗野だが女子供に優しい一面もある。

◆櫛名田姫/クシナダヒメ
┗素戔鳴の妻神。

◆伍名/いつな
┗伍名は字。性格は温厚で、とりわけ女性に優しく恋愛体質。国津神の長で、医の知識がある一方、現代の豊葦原にて縁結びの神として信仰を集めている。故にあらゆる縁を見透かす力を得ており、少女にある奇縁を見出だす。
素戔鳴とは義理の親子関係。その昔、娘を拐って駆け落ちしているのでなるべく関わりたくない。