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恋いろ神代記~縁離の天孫と神結の巫女~(おしらせあり)
第3章 世界の理
感情という感情を現さず、あの無表情とも取れる面持ちで語られる忠誠の言葉。少女はそれを受け止め切れず、思わず制止してしまう。
 まるで自分の言葉一つが彼らの生死を決めてしまうのではないかと思えるほどの、凄まじい……保護欲のような何か。いや、実際何かがあった時、目の前の男は命を投げ出すことすら厭わないかもしれない。
 けれど──何も知らない自分にそんな価値があるとは思えない。自分でも信じられない自分のために人生を使って欲しくはないし、ましてや命を賭するなんて絶対にあってはならない。
 「禊……私達はさっき会ったばかりでしょう? なのにどうしてそこまで……?」
「貴女に“巫女”としての素質があるからです。そして禊と童は巫女に従うもの。それだけです」
「……。……巫女?」
「はい」
はっきりと頷く禊に、童を見遣れば童もまた確かに頷いた。
「それが……あなたがさっき言っていた、ここで一番大事な役割?」
「うん──女は巫女で、男は覡(おかんなぎ)。それで世話役として、俺達みたいに──巫女には男の禊と童がつくし、覡には女の禊と童がつく」
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