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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第6章 素直になれなくて……

1度しか会った事ないけど藤堂部長のお友達だし、心配することもないね。

そこで暫く立ち話。

来たことあるような気がしたのは部長に連れられて翔太さんのお店に行ったからだ!

「葉瑠ちゃん今日はどうしたの?ひとり?」

「買い物して帰るところだったんです」
いいお店があったら食事しようと思ってたけど──

そしたら翔太さんがお店においでって!
誘ってくれた。

「簡単なもので良かったらご馳走するよ。脅かしたお詫びに」

えっうそっ。でもそれはさすがに悪いよ。
〝いいからおいで…ついてきて〟

翔太さんはどんどん先に歩いてっちゃうから……

「あっ翔太さん──待って」

───//
「さぁどうぞ座ってて」
結局、お店までついてきちゃった。

今から開店準備するのに私が行ったら邪魔じゃない?って言ったのに──

そんなすぐには客は来ないよ。って!

「ちょっと待ってて…開店の準備だけするから」

翔太さんは慌ただしく開店準備

カチッ。♪♪~♪♪~♪

静かだった店内にジャズが流れ、カウンターの向かいの窓のロールスクリーンが開けられる。

「あっ──綺麗」
窓の外のライトアップがやっぱり綺麗で眼が惹き付けられた…

こんなの見ながらカクテルなんて飲んだらすぐ酔っちゃうよ。

あ~鏡也君と来たいなぁ。

「葉瑠ちゃん、ほらっ座って」
ありがとうございます……あっでも

翔太さんが忙しく動き回ってるのに…ただ座って出てくる食事を待ってるのも気が引ける…

「翔太さん何か手伝います」

「そ?じゃテーブル拭いてくれる?」はい。

少しだけお手伝いしたら、後は座ってなって!

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