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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第6章 素直になれなくて……

久しぶりの再会。
お酒を飲みながらお互いの近況を報告し合った。

今日は買い物に出たお陰で美味しい食事まで頂いて、おまけに部長や久美子さんにも会えて楽しかったな。

そろそろいい時間…帰らなきゃ!

♪.:*:♪・'°☆
ん?電話──鏡也君だ…

ピッ
「もしも~し♪」
「葉瑠、今から帰るよ」


鏡也君からの帰るコール♪
「わかった私も帰るから」

──えっ?葉瑠いまどこにいんの?──

あっ、しまった!
えっと、なんて言おう。

短い時間でいろんな事が頭をグルグル。

ヒロちゃんのお店─ってのはすぐバレる。
ここは普通に外で食事をしてるって言おうか?

ほんとの事だし。

「買い物に出て、食事して帰るとこ」
「食事?1人で?」

う~ん!!
1人って言うとまた心配するかな?

「葉瑠ちゃん、ほらっ貸して」え?
返事に困っていると久美子さんにスマホを取り上げられた。

「もしもし鏡也?私よ…久美子」


───はあ?久美子──なんで?──


久美子さんと鏡也君がなにやら話してる。
「今、一緒にいるの、ええそう」
「○○町の…Sho-z/Barよ」

「分かったわ、じゃ」ピッ

あっ久美子さん─電話─切っちゃった!

「あの~私もう帰ります」

ヤバいヤバい。
怒られちゃう早く帰らなきゃ!

荷物を持って急いで帰ろうと席を立つと久美子さんがクスクス笑ってる。

「ちょっと宮下さん、いいから座りなさいよ」

ダメだよ、もう帰らなきゃ。
偶然久美子さんに会って食事したって言えば大丈夫かな?

「鏡也が今から貴女を迎えに来るって……」

え?鏡也君が…ここに?

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