この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第6章 素直になれなくて……

酔っぱらった女の子がフラフラしながら歩いてたら、みっともないよね。

もう自分が情けなくて涙が止まらない…

グスッ……私、なにやってんだろ。


そのままソファに横になった。

眠りたくて眼を瞑るけど…瞑ったとたんに身体が大きく揺れてまた気分が悪くなる。

はぁ、もう最悪!

そういえば部長や久美子さんに挨拶もしないで帰って来ちゃった─感じ悪かったよね、私

鏡也君はまだ話してるのかな……グスン

暫くすると、だんだんと意識が遠くなる。

ガチャン───

遠退く意識の中で感じる人の気配──

きょうや、くん…なの?


****
葉瑠が突然バッグを掴んで外に出て行った。

なに?どした……

「葉瑠─?」
慌てて追い掛けたけど葉瑠を乗せたタクシーは行ってしまった。

俺は訳がわからず立ち尽くすだけ。

「鏡也…どうしたの?」いや、わかんね。

店からは藤堂と久美子……それとマスターまでが心配そうに顔を出す。

するとマスターが
「葉瑠ちゃん、気持ち悪いから帰るって言ってたけど…」
えっ、気持ち悪い?

「アイツずっと飲んでたからな…顔、真っ青だったな」

藤堂までもがそんなことを………ずっと?

話に夢中になって葉瑠の様子を途中から全然見てなかった。
それに顔色が悪いのも…気付かなかったよ。

俺帰るわ!

「あっちょっと待った」

店に戻ったマスターが幾つも紙袋を持ってきた
「葉瑠ちゃんの忘れ物」

へ?葉瑠の買い物した荷物らしい。

こんなにたくさん──

きっと真っ直ぐに家に帰るはずだ、早く行ってやらなきゃ。

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ