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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①

「あっそうだ…今朝、お袋からメールが来たよ」
えっ、鏡也君のお母さんでしょ?

昨日の事だよね?
「なんて?…私の事でしょ?何て言ってた?」

実は昨日初めて鏡也君のお母さんに会ったの

〝車取りに行くけど、一緒に行く?〟
〝いっ、行く〟
実家に車を取りに行くって言うから…私も一緒に行ったんだけど。

もう緊張しちゃって、なに喋ったかあんまり覚えてなくて……

───///
「まぁいらっしゃい」
「はっ、はじめまして、宮下「葉瑠ちゃんね」

「─まぁ、美人さんだこと。やったわね鏡也……」
「可愛いだろ?」

「葉瑠ちゃん、鏡也のお嫁さんになってくれるんですって?お母さん嬉しいわ!」

ちょっと恥ずかしいけど…
鏡也君のお母さんがとっても喜んでくれたの!

やっぱり鏡也君のお母さんだね…
凄く若く見えるしスラッと背が高くて綺麗な人なの
うん…どことなく似てるね鏡也君に…
あたりまえか──親子なんだから…

「葉瑠ちゃんって…ほんとにいたのね?」
「だから嘘じゃないって言っただろ?」

え?─なにどういう意味?

鏡也君…私の事は話してたみたいだけど、全然連れて来ないから─嘘だと思ってたんだって。

「葉瑠の写真だって見せただろ?」
「そんなの友達の写真かもしれないじゃない」

「あっ、すみません挨拶にも来なくて」

やっばりもっと早くに来るべきだったな……
私が行きたくないって言ってるように思ったかな

これじゃ私の印象悪いよね。

「葉瑠ちゃんは悪くないのよ、鏡也がどうせ来るのが面倒だったんでしょ……ねぇ鏡也…」

「あ~悪かったよ」

〝葉瑠のせいじゃないからな?〟

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