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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①
「洋子さんが遅いからヒロちゃんヤキモチ妬いちゃってイライラしてたんだよ~♪」
ねぇヒロちゃん♪─ニコッ。
「ヤキモチじゃね~よ」はいはい♪
「あのなぁ~「いいからいいから♪」
あらら~もうすっかり出来上がっちゃったな!
こうなったら止まらないよ葉瑠は──
洋子さんの代わりに言いたいこと言ってやれ。
「ヒロちゃんは洋子さんを愛してるの?」
「「「………え?」」」
いきなり核心ついちゃう?
「ねぇ愛してる?」
ジィ―と眼を見て返事を待ってるぞ。
なんて言うんだ?ヒロちゃん
ほらっ洋子さんも…返事を待ってるから…
「な、なんだよ急に……」
〝鏡也、飲ませ過ぎだぞ。何とかしろ〟
ごめんもう遅いわ。
「ねぇ♪どうなの?」そりゃ、もちろん……
「もちろんな~に?」
もちろん…………アイシテル
小っちゃ。おいおい声小っちゃ過ぎだろ!
「♪聞こえませ~ん♪」
ほらっヒロちゃん…聞こえないってよ。
「あ~なんだよもうっ、愛してるわ」
うわっ言った。
半分ヤケクソだけどヒロちゃんが…ついに、
恥ずっ。今度は声デカ過ぎだし。
周りが注目してるぞ……二人とも顔が真っ赤。
「やだ♪大きな声で~恥ずかしくないの?」
「はあ?」
──洋子さん良かったね!洋子さんのこと愛してるって♪──
「……コクコク」洋子さんは涙目
「もう結婚しちゃえば?…洋子さんもそろそろ子供欲しいって」
「へ?洋子…そうなのか?」うそマジで?
「ちょっと葉瑠ちゃん」
「言ってたよね♪もう歳だしって!考えが変わったんだよね~洋子さん♪」
葉瑠…いいんだけど歳の事は余計だよ。