この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第8章 癒されたい!恋のバカンス①
幸いエレベーターには二人だけ…両手を拡げると勢いよく飛び込んで来た。
「今日の葉瑠は甘えん坊だな」
「…だってぇ~♪」
葉瑠は俺のキスに弱いからすぐその気になる。
酔っ払ってるから尚更
「だめ?」
いや…素直で可愛いよ。
クスッ…参った!
俺を見上げて唇を突き出すんだから敵わない。
葉瑠を抱きしめキスする寸前…
チン…「………//」
エレベーターの扉が開いて家族連れが入ってきた
慌てて離れて苦笑い。
〝葉瑠…ちょっと我慢な〟
〝フフッ、はぃ〟…クスクス
乗り込んできたのは小さな子供のいる家族連れ。
父親に抱っこされた男の子が眠そうに肩に凭れてる
葉瑠が笑い掛けると、その子は恥ずかしそうに目を伏せる。
〝いないいない…ばぁ〟キャハ
〝あっ笑った!可愛いね♪鏡也君…〟
チン。……「着いた行くよ!」
その子に小さく手を振って〝バイバイ〟
「あの子可愛かったね、なんかいいね」ん?
「家族で旅行って……」
俺もさっき……想像したよ。
俺が子供を抱っこして葉瑠と手を繋いでるのを……
「いつか私達に子供が出来たら家族でいろんなとこ行きたいね♪」ウフッ、楽しいだろうな!
そうだな!クスッ…ほんと無邪気。
笑顔で俺にすり寄ってくる葉瑠が堪らなく愛しくなった。
「葉瑠…こっち」
「へ?こっち?…」
「なんでここ……!?」
滅多に人が通らない非常階段。
「どうしたの?」
どうもしないけど、ただすげ~キスしたくなった。
「お部屋は?」
行くよキスしたらね!
ウフフ「部屋まで我慢出来ないの?」
「うん、出来ない、葉瑠は?」
クスッ…コクン「私も……出来なぃ」