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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第2章 波乱のアルバイト

彩ちゃんのご主人は広告やチラシを作ってる会社のサラリーマン。

新聞に入るチラシ作成全般をやってるらしいんだけど、アパレル部門の助手を探してたんだって。

先月まで助手として働いてた人が家庭の事情で急遽退職する事になって困ってたらしいの。

でも助手って何するの?

彩ちゃんが言うには雑用係みたいなもので、撮影の小物やアクセサリーの準備とか、取りあえずはデザイナーさんの指示通り動けばいいって…

でも一応はアパレル経験者やデザインに詳しい人じゃないとわけわかんないでしょ?

私なら仕入れの経験もあるしファッションショーも手掛けてたからピッタリだって言うの!


「求人は出してるらしいから見つかるまでだよ」


「どう…葉瑠。葉瑠だったら私も自信もって紹介出来るから頼まれてくれない?」

ご主人が困ってるんだって。
う~んそうだね~!やってみようかな?

仕事は毎日じゃないし時給は安いけど…
これなら鏡也君だって…ダメとは言わないかな?

でも、一応鏡也君に相談してみなきゃ…
明日まで出張だから帰ってきたら話してみよ。


「また連絡するから」……そう言ったのに…

「葉瑠…それが急ぐんだって。明日チラシの構成と写真撮りがあるらしくて出来たらそれを手伝ってほしいって言うの」

新規オープンのアパレルショップのチラシらしい!

撮影があるから衣装の準備と、そのあと写真の構成を見るみたいだけど…


でも明日って、そんなに急なの?
鏡也君に聞いてからじゃないとな…


「この仕事逃したらもう無いわよ」

やだ彩ちゃん………そんな脅かさないでよ!

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