この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第10章 俺の大事な天然娘

「きょうや、だっこ」
華子ちゃんは鏡也君に飛び付いた!
「しょうがね~な!おいで葉瑠…じゃない、華子だった」
アハハ……
ちょっと、やだ鏡也君ったら
そこは間違ったらダメでしょ。
「だ~れ?」
え?あ~ビックリしたよね。
知らない人が鏡也君の隣にいるんだから…
「太郎、華子この人は俺の…大切な人。葉瑠って言うんだ、仲良くしてくれるか?」
「「……///」」
2人ともジッと私を見てる…
ゴクン……どう、でしょう?
「いいよ」
「おれも…」
ホッ─良かった!
鏡也君に抱っこされた華子ちゃんは嬉しそう。
その様子を太郎君が黙って見てるの。
太郎君も抱っこして欲しいのかも。
お兄ちゃんだから我慢してるんだ…偉いね!
私と目が合うと恥ずかしそうに俯いちゃった…
あっ、もしかしてこのパネル…
「ねぇ太郎君、これは太郎君と華子ちゃん?」
「うん」
そっか…だから大きくして飾ってたんだ。
「はなちゃんもいるよ」
うん。これが華子ちゃんだよね?
ん?クスッ…可愛い
太郎君が私の手を握ってきた。
「太郎君、お姉ちゃんが抱っこしてあげよっか?」
太郎君くらいなら抱っこ出来るよ。
「葉瑠ちゃんムリよ、太郎重いから」
「大丈夫ですよ」
膝立ちして手を拡げると恥ずかしそうにするから抱き寄せて立とうとしたんだけど……
ん、ちょっと待ってね!今立ち上がるから──
やだ、どうしよ………意外に重くて立てないよ!
見兼ねた鏡也君が…
「……よし華子、交代な、太郎来い」コクン。
ガシッ
あっごめんね……鏡也君ありがとう…
やっぱり違うな太郎君を軽々持ち上げるんだから。

