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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第11章 最強のライバル

「葉瑠…どうだ?ちょろいもんだよ」
すっかり蒼くんを手なずけて、どうやったの?

私がポカンとしていると
「葉瑠…ほらっ早く食べな」って……

「よし蒼士…風呂入るぞ」

うん…えっ?お風呂入るの?ふたりで?

「あっそうだ…今日蒼士はうちに泊まることになったから」

えっ?なんで…無理でしょ?
どうなってるの……

───♪
さっき英美ちゃんから電話があってさ。
(もしもし鏡也君…どう蒼士は?)
今、葉瑠と一緒に寝てるよ!

(そうなの?蒼士夜中起きないから朝まで寝てるかも)

へ~そうなんだ。

「そっちはどうよ?」

久しぶりで盛り上がったんじゃないかと
カラかってみたんだけど…
どうやらマジだったみたいで──

(やだ、そりゃね!…ナイトクルージングすっごくいいよ、久しぶりに真司とデートして帰りたくないね~なんて話してたの──あっでも蒼士はちゃんと迎えに行くからね)

(でも……少し遅くなってもいいかな?)
英美ちゃんがそう言うから!

ハッキリとは言わないけどお願いしたいって事なんだろうと思って。

「夜中起きないんだろ?」

「…だったら蒼士は今夜預かろうか?」

まさか本気にはしないだろうけど……
一応言ってみたんだ!

そしたら

(えっ?いいの~ほんとに?ありがとう鏡也君…)
「……///あっ、あ~アハハ…」
ってわけで…冗談なんて言えなくなった。


「そうだったの」

事情はわかったけど…大丈夫かな?
ママとパパがいなくて泣くんじゃないかな。
ちょっぴり不安だけど──

「そんときはそん時。なんとかなるさ」
うんそうだね。

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