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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第11章 最強のライバル
〝るぅ~、ぱいぱい─〟ペチョペチョ
へ?……あっやだ!私、上はブラジャーだけだった。
蒼くんが私の胸を叩いてくる。
その時…ふわっ、っと身体が浮いた。
えっ!なに?
私は抱えられて鏡也君の膝の上…でもって私の上には蒼くんがいて、まるで亀の親子みたいになった。
ギュッって後ろから抱きしめられて「俺以外の男にこんなエロいとこ見せて、後でお仕置きだな」
え~男って蒼くんだよ?
しかもお仕置きって─
「蒼士もだぞ!勝手に触ってんじゃね~よ」
そもそも鏡也君が眼を放すから蒼くんが脱走したんじゃないの?
私のせいじゃないでしょ!
───///
蒼くんに振り回された1日が漸く終わろうとしてる…
キングサイズのベットの真ん中─
指をしゃぶる、おねむの蒼くん。
私達は両側から蒼くんを眺めながら小さな声でお喋り。
〝どうだった代理ママは?勉強になった?〟
〝う~ん……ママって大変だね、疲れちゃった〟
簡単に安請け合いしたらいけない…って事が勉強になったけど。
クスッ「葉瑠はよくやってたと思うぞ」
そう?良かった!
眠ったね蒼くん。
はぁ~良かった。これで安心して眠れる♪
鏡也君は…蒼くんの寝顔を確認してる。
蒼くんの頬っぺを指でつんつん。
だめたよ、起きたらまた大変なんだから──
「ほんとに寝たのか蒼士?狸寝入りだったら俺は怒るぞ」
なんで蒼くんが狸寝入りする必要があるの?
クスッ……
英美ちゃんと真司君はまだナイトクルージングしてんのかな?
美味しい食事を楽しみながら船の上から夜景を見るなんて素敵だろうな
私もいつか鏡也君と行きたいな~