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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第12章 過保護な彼氏

お客様が増えると落ち着かないって。
仲間と楽しくやって来たのに寂しいんだろうね
「バイトねぇ~」
ヒロちゃんは暫く考えてる。
「あっ!じゃぁさ鏡也、相談なんだけど……」
「ムリ」
「まだなんも言ってね~だろ~が」
ちょっと2人ともなんの話してるの
2人のやり取りが私にはまったくわかんないよ
「どうせ葉瑠をバイトに雇いたいとでも言うんだろ?」
やだ、そんなわけないでしょ
「忙しい時だけでいいんだよ」
え?ほんとに?
「葉瑠ちゃん、仕事探してるんだろ?」
え、ちょっとヒロちゃん。確かに探してるんだけど鏡也君にはまだ言ってなくて……
仕事が見つかるまででもいいし、知らない所に勤めて心配するよりここだったら俺もいるし安心じゃないかって!
「……///」
鏡也君の顔が一瞬変わった…
人見知りな私だけどここならヒロちゃんもいるし忙がしい時だけならいいかな~なんてちょっと考えちゃった。
でもそれはさすがに鏡也君が了解するわけないよ
ヒロちゃんもそれは分かってるはず……
「バイトの募集はするから、見つかるまででいいから…な?…忙がしい時だけ」
「鏡也…どうだ?頼む時は鏡也に連絡するし」
ヒロちゃん本気で言ってるの?
鏡也君がいいなら…私はいいんだけど……
暫く考えて…「そうだなヒロちゃん」
え?うそ、ほんとに?
「な~んて言うわけね~だろ。こんなとこでバイトなんかしたら、変な虫が寄ってくるだろうが」
「アハハ─やっぱりか…冗談だよ~睨むなって」
はあ?…
やだもうビックリした。カラカったの?
どこまで本気なのか分からないよ二人とも

