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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第12章 過保護な彼氏

「俺がたまに手伝えばいいか……」
へ?やだなに言ってるの
そうでなくても忙しくて毎日遅いのに無理に決まってるでしょ。
鏡也君はお家に帰って来ても気になってたみたい。
「少し手伝ってやれば良かったな」
…優しいね!
お店はきっと大丈夫だよ
ヒロちゃんがバイト捜すって言ってたし
雑誌に特集されるほどのイケメンマスターだもん。
バイトはすぐに見つかるんじゃない?
「なにがイケメンマスターだよ」
口と性格は最悪だぞ!
また憎まれ口!クス…もうっ、笑っちゃう。
そういう鏡也君もヒロちゃんによく似てるよ…
─なんて、口には出せないけど。クスッ。
「なにが可笑しいの?」え?
ううん、なんでもない。
じゃなんで今笑ったの─
「ん?う~ん、鏡也君が可愛いから」
「なんだよ可愛いって、俺のどこが?」
ほら、そういうとこ。
時々、拗ねて子供みたいな所はあるけど、でも実は凄く優しいし……
鏡也君は違うって言うけど家族や仲間の事を凄く心配してるってわかってるから。
「優しくね~し」
照れちゃって……
顔を覗こうとすると後ろ向いちゃった。
ほら可愛い!
鏡也君が照れるとほんと可愛いの。
「顔見せて、ねぇこっち向いてよ」
見ようとすると顔を逸らすから楽しくなる。
もう半分おふざけだけど…
照れる顔を見たくて抱き付いて甘えてみせる。
「こっち向いて」
「こらっ、そんな事ばっかしてると襲うぞ」
ウフフ、じゃやめたら襲わないの?
「……///」ねぇねぇ!
「あのな~いつも俺が襲うと思ったら大間違いだ」
うそだ~。
そんなわけないでしょ鏡也君が…

