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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第2章 波乱のアルバイト

「……葉瑠?…バイトで何があったの?」

おでこをくっ付けて
〝正直に言いなさい〟って!

えっと、なんの話かな?ドキッ─ヤバい、
鏡也君の視線が刺さる。

「挙動不審、何かがあったってすぐ分かるよ」
──はあ~ほんと鏡也君には敵わない。

「怒らない?」
「俺が怒りそうなこと?」
う~ん、怒る…かな……

「聞かなきゃわからないだろ?」

そうだけど、怒られるなら言いたくないでしょ?

「怒らないって言ってくれないと言わない」
「んっ、なにその屁理屈は……」

「ん~んっダメ怒っちゃ」ドスッ……うっ!

身体を押し付けながら抱きついたから勢いあまって二人とも後ろに倒れこんだ!
そのまま構わず鏡也君に覆い被さる。

「怒らないって言って」
唇ギリギリに近づけて甘えてみる。

「はぁ~言ってみ、怒らないから」
「ほんと?絶対だよ」

チュッ。ありがと!

よかった。
鏡也君の顔の横に両手を突いて、起き上がろうとしたのに─

「あっちょっと」コラッ。

下からパジャマの中に手を入れてクルリと体勢を入れ替える。

「葉瑠?そうやって甘えれば俺が何でも許すって思ってるな」

フフフ……そうじゃないけど、
それで怒られないなら甘えちゃう!

じゃゆっくり話聞こうか?──そう言って立ち上がる。

私の身体を抱き上げてニヤリと笑うの。
どこいくの?

ベッドで聞くから……
え?……なんでベッドなの!


ボフッ!キャッ─

勢いよくベッドに投げ落とされて身体が弾む!

鏡也君はすぐに私に被さってきた─
「さて、話してもらおうか」

うっうん。
えっと~実はね!

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