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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第14章 忙しい時こそ…甘えたい。
「葉瑠、鼻がピクピクしてるけど」ンンンン…
「葉瑠の変顔…めちゃ笑ったわ…クスクス」
フフフ…
「ブ、ブハハハハ……キャハハハ ヒーヒー」
「やっと起きたなこの狸寝入り!」あっ。
キャハハハ、ちょっと待って、キャハハ
堪え切れなくて、ついに吹き出しちゃった。
「はぁ~はぁ~、起きてるっていつ分かったの?」
「最初からバレバレなんだよ!」
え~うそ!最初から?なんだ~
「ねぇ写メ面白かったでしょ?」
「私もね?笑いが止まらなくなって目が覚めちゃったの」
帰って来るのを持ってたわけじゃないよ。
「分かってるよ!俺も一気に眼が覚めたわ」
「ちょっと…やり過ぎちゃった?」
「やり過ぎ、やっと笑いが収まったと思うと次の写メが来るし」
暫く仕事にならなくて帰りが遅くなったんだって
そう?でも早く帰って来たじゃない。
ふと時計を見ると……あれから3時間近くも経っててビックリした。
あらら──こんなに──
ククク…「しかしあんなのたくさん撮って、普通さ…彼氏には恥ずかしいから送らないんじゃない?」
鏡也君にそんな事言われちゃった。
ま~そう言われればそうだけど…
でも鏡也君になら見せてもいいかなって…
もしかして幻滅したかな?
「ガッカリした?」
「ぜんぜん!俺には何でも見せられるって事だと思ったら嬉しかったよ」
「みんなに見せたら葉瑠の事可愛いってさ」
「………え?」
え~?
ちょっと鏡也君、今みんなに見せたって言った?
「ねぇ、見せちゃったの?」
鏡也君は黙ったまま、ただ笑ってる。
「見せたけど、いけなかった?」