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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第14章 忙しい時こそ…甘えたい。
***
「葉瑠ちゃん、鏡也は毎日遅いのか?」
「うん遅いよ」

「大変そうね鏡也君…」
そうなの寝不足で身体が心配。

洋子さんが来たから今日は終了なんだけと、帰っても鏡也君はいないし…

呼んでもらったタクシーも時間が掛かるらしいから3人で少しお喋り。

「洋子さんも大変じゃない?」
仕事終わってから店の手伝いって!

私ならもう少し時間増やしてもいいんだけどな…

もちろん鏡也君の許可が下りればの話だけど…

「いや~これ以上葉瑠ちゃんを使ったら俺は鏡也に殺されるわ」
「クスッ、そうよ私だって未亡人なんて困るわ」

未亡人って─まだ─ん?もしかして…

「籍入れたの?」

「まだなんだけど…その件で葉瑠ちゃんと鏡也君にお願いがあって…」

あのね?これなんだけど
「──ぇ─//」
洋子さんが持ってきたのは1枚の封筒
その中には──婚姻届。

「ここにねサインを貰いたいのよ」
トントン──
「え?なんで私達なの?」

そんな大事な事引き受けられないよ。

何のお願いかと思ったら─
私と鏡也君に保証人になって欲しいって

「大丈夫、名前書いて印鑑押すだけだから簡単だろ?それに借金の保証人じゃないから迷惑も掛けないし」

それはそうだけど……
年下の私達がって変じゃない。
こういうのって普通、親族がなるんじゃないの?

鏡也君に聞いてからじゃないと…

「それ持って帰っていいから」
「あっ葉瑠ちゃんタクシー来たぞ」えっうん。

ここに署名と捺印ねって強引に婚姻届を持たされた。

「ほらっ、タクシー待ってるから早く乗って」
えっ、あっうん!

じゃ帰るね、バイバイ!

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