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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第15章 小さな嘘

「えっと─今─聞いてみようか?」
奈緒美さんに聞けばすぐ買いに行けるだろ。

ちょっと待ってて、聞いてみる。
ププププ、トゥルルルル──♪♪

ピッ!!
「……あ~奈緒美さん?(鏡也君…今日休みなの?)
「あ~そうだよ…あのさ(今から出て来れるの?)

へ?、なんで?…
…俺が喋ろうとすると奈緒美さんは話を被せてくる。
(この前の電話の件で連絡くれたんでしょ)

あ、そうだった!
相談があるって言われたんだ…………
都合を付けて連絡するって言ったままだった。

どうしよう
隣には葉瑠がいてジッと俺を見てるし!

(鏡也君、今日は大丈夫なんでしょ?)
「あの、その件はまた、今度………」

奈緒美さん…
俺のハッキリしない言い方で、分かるだろ?

仕事が休みって事は葉瑠と一緒に居るって事わかんね~かな?
誰にも言わないでって言うから、葉瑠にだって黙ってるんだから察してくれよ。

トントン、ん?──
葉瑠が肩を叩いてくる。

「鏡也君また今度って……遊びに来てって言われたの?」
そ、そうそう。

「えっと奈緒美さん…近いうちに行くからさ……」
(今日は都合悪かった?)
今日っていうか今が最高に都合悪いんだけど

「鏡也君、早くプレゼントの事聞いてよ」
葉瑠が隣で急かしてくる……あ~分かってる!コクコク

奈緒美さんの声を聴こうと葉瑠がスマホに耳を近づけてくる!

(鏡也君、聞いてる?)
「あ~!奈緒美さん……あのさ、葉瑠がね太郎と華子にクリスマスプレゼントをあげたいんだって、何がいいんだろ?」

「な、葉瑠…!」
話を遮ってわざと葉瑠の名前を呼んでみたりして……

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