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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第15章 小さな嘘

今日は別行動
葉瑠を見送ってすぐに奈緒美さんに電話を掛けた!
.♪:*:'°☆
「もしもし奈緒美さん?鏡也だけど…」
「葉瑠は行けないけど…俺が今から太郎達に会いに行くよ……」
「奈緒美さんが良ければ話も聞くけど」
「あ、じゃぁ買い物もあるし迎えに行くから」
そんなわけで…
奈緒美さんと駅の近くで落ち合った。
「ごめんね鏡也君遅くなっちゃって」
「いや、大丈夫」
喫茶店に入ると、奈緒美さんはテーブルの水を一気に飲み干した。
「大丈夫?」
「走って来たから喉が渇いちゃって…もう大丈夫」
太郎と華子は?
休日だから兄貴が面倒見てるんだろうか…
「お義父さん達とデパートに行ってるの、夕方には戻ると思うけど」
そう?なら安心だ!
「で、なに相談って」
急かすように話を振ると、奈緒美さんは急に暗い表情になった。
俺としては早いとこ話を聞いて、太郎達に会う方が大事だったから……
奈緒美さん?
「あ~ごめんね、えっと何から話していいのか」
「兄貴と何かあったの?」
「─え?竜也、何か言ってた?」
やっぱりアタリらしいな!
別になにも聞いてないけど、俺に相談なんてそれしか思いと思って。
「最近竜也の様子が変なの、毎日帰りは遅いし深夜になることも多くて……この前なんて朝帰りよ。
それに、休みの日にも仕事があるって殆ど家にいないの」
不安そうな表情で俺に訴えてくる。
「なんだそんな事か…もっと深刻な事かと思ったよ」
「え?」
仕事だろ?……正直そう思った。
だって俺もそうだから。
毎日遅くまで残業、休日出勤なんてあたりまえ。
この前は朝帰りだったし
葉瑠を見送ってすぐに奈緒美さんに電話を掛けた!
.♪:*:'°☆
「もしもし奈緒美さん?鏡也だけど…」
「葉瑠は行けないけど…俺が今から太郎達に会いに行くよ……」
「奈緒美さんが良ければ話も聞くけど」
「あ、じゃぁ買い物もあるし迎えに行くから」
そんなわけで…
奈緒美さんと駅の近くで落ち合った。
「ごめんね鏡也君遅くなっちゃって」
「いや、大丈夫」
喫茶店に入ると、奈緒美さんはテーブルの水を一気に飲み干した。
「大丈夫?」
「走って来たから喉が渇いちゃって…もう大丈夫」
太郎と華子は?
休日だから兄貴が面倒見てるんだろうか…
「お義父さん達とデパートに行ってるの、夕方には戻ると思うけど」
そう?なら安心だ!
「で、なに相談って」
急かすように話を振ると、奈緒美さんは急に暗い表情になった。
俺としては早いとこ話を聞いて、太郎達に会う方が大事だったから……
奈緒美さん?
「あ~ごめんね、えっと何から話していいのか」
「兄貴と何かあったの?」
「─え?竜也、何か言ってた?」
やっぱりアタリらしいな!
別になにも聞いてないけど、俺に相談なんてそれしか思いと思って。
「最近竜也の様子が変なの、毎日帰りは遅いし深夜になることも多くて……この前なんて朝帰りよ。
それに、休みの日にも仕事があるって殆ど家にいないの」
不安そうな表情で俺に訴えてくる。
「なんだそんな事か…もっと深刻な事かと思ったよ」
「え?」
仕事だろ?……正直そう思った。
だって俺もそうだから。
毎日遅くまで残業、休日出勤なんてあたりまえ。
この前は朝帰りだったし

