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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第16章 胸騒ぎのワケ
──///
ガチャン
「おかえり~♪」うわっ!

「……ビックリした?」
フッ─ここで待ってたの?

「ううん、鍵を開ける音がしたから─」ニコッ

それで、急いで迎えに来てくれたんだ。

「だって鏡也君が珍しく待ってろって言うから…」
そうか、いつもは寝てろって言うからな!

帰って来ただけでそんなに喜んでくれるんて……
たまにはいいもんだな!待っててもらうのも

俺も嬉しいよ。ギュッ……

抱きしめた葉瑠からソーブのいい香り。
俺もうヤバいかも、ただ抱きしめただけで何だか妙な気分になる。

「葉瑠、もう風呂入ったの?」
「ん?、うん入っちゃった」

なんだ残念。
じゃ、すぐに入ってくるから待ってて!


「鏡也君待って!見せたいものがあるの…来て」
葉瑠はそう言って俺をリビングまで引っ張っていく。
なに、何があるの?

「ほら見て!」

笑顔で振り返った先……そこには飾りのない大きなクリスマスツリーが置かれていた。

ん……これどうしたの?

「昔、家で使ってたのをお母さんに送ってもらったの…飾りもあるよ」

子供の頃に飾ってた物らしい。
押入れに入ったままだったのを思い出して送ってもらったって……

こんな大きなツリーを飾ってたんだな。
俺の身長と同じ位はありそうだ!

「お父さんが買って来たの」

あ~葉瑠の親父さんならやりそうだ。

(葉瑠、カズ─どうだ~凄いだろう?)
(うん、すご~い、おっきいね~おとうさん♪)

(やった~♪(やった)キャハ、キャハ

クスッ、眼に浮かぶ!

「鏡也君…明日「一緒に飾ろうな」
………うん♪

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