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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第16章 胸騒ぎのワケ

シャワーでも浴びてサッパリしたいけど……
「風呂行く?」
「…行きたいけど……ムリ」
───だな!
少し寝よ?
風呂は起きたら連れてってやるよ……
どうせ一人じゃ動けないだろ。
クシュン!
「寒いか?……」
「……///」あれ?
スースー
返事がないと思ったら、隣からは規則正しい寝息が聞こえて来た。
寒そうに肩を竦めて俺にすり寄る葉瑠を抱いて
布団をかけ直した。フッ……
向き合って、足を絡めながら抱き合って……
どんだけくっ付いたら気が済むんだろうな俺らは!
「………スースー…」
クスッ…おやすみ葉瑠!
.:*:・'°☆
ドサッ……
「ハア…ハア……バカッ……スケベ」
ごめんって!
そんなに怒らなくたってよくね?
夕べはあんなに甘えてきたくせに……
動けない葉瑠を風呂に入れて、身体まで洗ってやったのに……
「ちょっと、先っぽを入れたくらいで……」
「ちょっとじゃないでしょ~よ」
──//
(あ、鏡也君…ちょっ、何してるの……)
(大丈夫だから、な?…すぐ終わるから)
ズブズブ
(あ~ダメぇ)
途中からエロい声出してヒーヒー鳴いてたのは誰だっけ?
「……ん~だって…鏡也君が……」
顔を真っ赤にする葉瑠を膝に抱き上げて
巻いてるタオルを引き抜こうとしたんだけど…
「だめっ、もうっいい加減にして」
クスッ……
じゃぁ服着てくれなきゃ
いつまでもタオル1枚でいられた、我慢する自信ないんだけど………
それに……ツリーの飾り付けするんだろ?
「あっそうだった…待ってて、すぐ着替えるから」
フッ、はいはい!

