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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第16章 胸騒ぎのワケ

聞きたいことはたくさんあるけど、鏡也君があまりにも疲れた顔をしてるから─

これ以上聞いたら悪いかな?

家に戻ったならきっと……大丈夫だよね?
詳しいことは朝になったら聞けばいっか!

休ませてあげなきゃ……
「鏡也君…今日はもう寝たら?」

〝あ~そうする……すげ~疲れた〟


ベットに横になるとすぐに寝息が聞こえてくる。

そんなに疲れたの?
いつもなら、私を心配してあれこれ聞いてくるのに…そのまま寝ちゃうなんて相当だよね!

体力より気疲れかな今日は──


───//
「ヤベッ、遅刻する」
ほらっ、だから時間がないって言ったのに。

「飯いらない。もう行くよ」
「あっ、い、いってらっしゃい」

…何度も起こしたのにギリギリまで起きれなくて、結局朝食も食べずに慌てて飛び出して行った。

昨日の様子を聞こうと思ってたのに、それどころじゃ無かった。

気にはなるけど……仕方ないね!

昨日はずっとモヤモヤして私はあまり眠れなかったんだけど、時間が経つとその気持ちも薄れてくる。

鏡也君が私に何も言わないってことは─
もう大丈夫って事なのかも。

根拠なんてないけど、そう思えてきた。
うん、きっとそうだな!

私が1人で考えてても仕方ないし……
いいように考える、事にした。


あ、そうだ…
お兄さん夫婦にもなにかプレゼントしようかな!
ペアで使えるもの……

いろいろ他にも買ってはきたけど
プレゼントって程の物じゃないしな。

せっかくのクリスマスだもん仲直りの記念って事で!

お財布の中身が寂しいけど…
またヒロちゃんに相談すればいいや!

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