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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安

鏡也君は難しい顔で考えてる。
「15日に休み取ったからちょっと厳しいかも」
やっぱり?でも夜だけなら……
「夜だけでも抜けられない?食事だけ……」
「う~ん……」
鏡也君の困った顔。
あ~やっぱり無理だよね。アハハ…
我が儘だよね、ごめん!
12月は一番の追い込みの時期だもん。
また、次の機会にでも行けばいいんだし…
せっかくだけど…これは、ヒロちゃんと洋子さんに行ってもらおう。
「誰に貰ったの?」
「えっと、ヒロちゃんと洋子さんに……鏡也も疲れてるだろうから、たまには二人で旨いもんでも食ってこいって」
でも……しょうがないよ!
「鏡也君…それやっぱり「よし行こう何とかする」
へ?……でも
「大丈夫だよ…せっかくヒロちゃん達がプレゼントしてくれたんだろ?行かなきゃ勿体ないじゃん」
「何とかするから、心配すんな」
ホントに…いいの?
キャハ…嬉し過ぎる。
クス……
「じゃ~そろそろいい?風呂入りたいんだけど」
あ、うん……ごめん!行ってきて。
バタン………
───///
休めないけど、時間までには帰って来るって言ってくれた!
2人でデートなんて久しぶり
クリスマスイブに高級フランス料理だよ?
じゃプレゼントはいつ渡そう?
持って行った方がいいかな、2人でワインで乾杯した後に……
ウフフ、あ~楽しみ!
鏡也君がお風呂に入ってる間、自分の世界に浸っていた!
いろいろ想像して益々目が覚める。
ウフフ、私ってほんと単純!
ついこの間まで不安で寂しくて仕方なかったのに…
なにが不安だったんだっけ?
もうすっかり忘れてる。

