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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安

☆:*:・'°☆
「ほらっ早くこれに着替えて」コクン
「ごめんね、洋子さん」
鏡也君に大見得切ったくせにやっぱり道に迷ってバイトの時間に遅れちゃった。
ヒロちゃんがびしょ濡れの私を心配して洋子さんに連絡を入れてくれたの。
たまたま今日はお家で原稿を書いてたんだって。
洋服を持ってすぐに来てくれたから良かった!
「鏡也君はどうしたの一緒に行ったんでしょ?」
「えっと、用事があって別々に帰って来たから」
言えないよ洋子さんには…
心配させちゃうもん。
なんとなく感じた視線に顔を上げた……
な、なに?洋子さん!
私の顔に何か付いてる?
「……泣いたの?眼が腫れてる」
ブンブン……な、泣いてないよ。
「ふ~ん、じゃいいけど…でも、ずいぶん鏡也君は冷たいのね……後で文句言ってやらなきゃ」え?
洋子さんは誤解してるみたい!
鏡也君が私を置いて帰ったって……
「違うの、私がひとりで帰れるって言ったから」
駅に行こうと思ったのに、ボーっとして逆方向に歩いてたみたいで…
「はぁ~!」
洋子さんの深いため息。
「着替えてから来れば良かったのに」
「そ、そうなんだけど、遅くなっちゃったから…これくらいなら、すぐ乾くかな~って、アハハ……」
帰れないよ、マンションに帰ったら鏡也君がいるんだから…どんか顔していいか分かんないもん…
これ以上、洋子さんと話してたら絶対ボロが出る、早く行かなきゃ。
「洋子さんありがとーじゃもう帰っていいよ」
仕事中だったんでしよ?後は任せて
「嫌よ面倒くさい、ここにいる」
「え~!」
「なによ文句ある?」ないけど…
「ほらっ早くこれに着替えて」コクン
「ごめんね、洋子さん」
鏡也君に大見得切ったくせにやっぱり道に迷ってバイトの時間に遅れちゃった。
ヒロちゃんがびしょ濡れの私を心配して洋子さんに連絡を入れてくれたの。
たまたま今日はお家で原稿を書いてたんだって。
洋服を持ってすぐに来てくれたから良かった!
「鏡也君はどうしたの一緒に行ったんでしょ?」
「えっと、用事があって別々に帰って来たから」
言えないよ洋子さんには…
心配させちゃうもん。
なんとなく感じた視線に顔を上げた……
な、なに?洋子さん!
私の顔に何か付いてる?
「……泣いたの?眼が腫れてる」
ブンブン……な、泣いてないよ。
「ふ~ん、じゃいいけど…でも、ずいぶん鏡也君は冷たいのね……後で文句言ってやらなきゃ」え?
洋子さんは誤解してるみたい!
鏡也君が私を置いて帰ったって……
「違うの、私がひとりで帰れるって言ったから」
駅に行こうと思ったのに、ボーっとして逆方向に歩いてたみたいで…
「はぁ~!」
洋子さんの深いため息。
「着替えてから来れば良かったのに」
「そ、そうなんだけど、遅くなっちゃったから…これくらいなら、すぐ乾くかな~って、アハハ……」
帰れないよ、マンションに帰ったら鏡也君がいるんだから…どんか顔していいか分かんないもん…
これ以上、洋子さんと話してたら絶対ボロが出る、早く行かなきゃ。
「洋子さんありがとーじゃもう帰っていいよ」
仕事中だったんでしよ?後は任せて
「嫌よ面倒くさい、ここにいる」
「え~!」
「なによ文句ある?」ないけど…

