この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安
**//
「あ~まったく、なんだよ」
方向音痴の葉瑠が知らない土地で…ひとりで帰れるわけないだろ!

迷子になったって知らね~からな。

万が一迷ったとしても……あれだけ啖呵を切ったんだ、子供じゃないんだから自分でなんとかするだろ?……

頭にきたからマジで帰ろうと駅まで来たけど
「………//」
大丈夫だよな?

もしかしたら後で〝やっぱり迎えに来て〟…って泣きついて来るかも。

そんな事考えたら…帰れね~じゃん。

しょうがね~な!体も冷えてきたし、珈琲でも飲みながら電話が来るのを待っててやるか?

そうだ、あそこで……

学生の頃よく通った駅の向かいにある喫茶店。
ここなら駅の出入りも見えるし、葉瑠が来たらすぐに追い付く。

「はぁ~旨い」
熱いブレンドが冷えた身体と心を解してくれる。

葉瑠が来たら飲ませてやろう。

それにしても遅くね?
あれから2時間、やっぱり道に迷ってる?

見逃したかな?……電話してみるか…
俺から掛けるのも負けたみたいで悔しいけど、やっぱ心配だし!

ツーツーツーツー
あ、電源切ってるな!出ね~じゃん。

「くそっ……」
元の場所まで戻ったって居やしない。
なんで俺がこうやって探し回らなきゃいけないんだよ。

こうやって捜し回ってる間に…
行き違いになったのかも

雨も降ってきたし、うん!きっとそうだな。


……//
そう思って急いで帰ってきたけど……いね~し。

相変わらず携帯の電源は切れたまま
どこ行ったんだよ、ったく!

それから数時間
漸くヒロちゃんからの連絡で葉瑠が店に来たことがわかった。

まったくこんなに心配させて…

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ