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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安

**//
「あ~まったく、なんだよ」
方向音痴の葉瑠が知らない土地で…ひとりで帰れるわけないだろ!
迷子になったって知らね~からな。
万が一迷ったとしても……あれだけ啖呵を切ったんだ、子供じゃないんだから自分でなんとかするだろ?……
頭にきたからマジで帰ろうと駅まで来たけど
「………//」
大丈夫だよな?
もしかしたら後で〝やっぱり迎えに来て〟…って泣きついて来るかも。
そんな事考えたら…帰れね~じゃん。
しょうがね~な!体も冷えてきたし、珈琲でも飲みながら電話が来るのを待っててやるか?
そうだ、あそこで……
学生の頃よく通った駅の向かいにある喫茶店。
ここなら駅の出入りも見えるし、葉瑠が来たらすぐに追い付く。
「はぁ~旨い」
熱いブレンドが冷えた身体と心を解してくれる。
葉瑠が来たら飲ませてやろう。
それにしても遅くね?
あれから2時間、やっぱり道に迷ってる?
見逃したかな?……電話してみるか…
俺から掛けるのも負けたみたいで悔しいけど、やっぱ心配だし!
ツーツーツーツー
あ、電源切ってるな!出ね~じゃん。
「くそっ……」
元の場所まで戻ったって居やしない。
なんで俺がこうやって探し回らなきゃいけないんだよ。
こうやって捜し回ってる間に…
行き違いになったのかも
雨も降ってきたし、うん!きっとそうだな。
……//
そう思って急いで帰ってきたけど……いね~し。
相変わらず携帯の電源は切れたまま
どこ行ったんだよ、ったく!
それから数時間
漸くヒロちゃんからの連絡で葉瑠が店に来たことがわかった。
まったくこんなに心配させて…
「あ~まったく、なんだよ」
方向音痴の葉瑠が知らない土地で…ひとりで帰れるわけないだろ!
迷子になったって知らね~からな。
万が一迷ったとしても……あれだけ啖呵を切ったんだ、子供じゃないんだから自分でなんとかするだろ?……
頭にきたからマジで帰ろうと駅まで来たけど
「………//」
大丈夫だよな?
もしかしたら後で〝やっぱり迎えに来て〟…って泣きついて来るかも。
そんな事考えたら…帰れね~じゃん。
しょうがね~な!体も冷えてきたし、珈琲でも飲みながら電話が来るのを待っててやるか?
そうだ、あそこで……
学生の頃よく通った駅の向かいにある喫茶店。
ここなら駅の出入りも見えるし、葉瑠が来たらすぐに追い付く。
「はぁ~旨い」
熱いブレンドが冷えた身体と心を解してくれる。
葉瑠が来たら飲ませてやろう。
それにしても遅くね?
あれから2時間、やっぱり道に迷ってる?
見逃したかな?……電話してみるか…
俺から掛けるのも負けたみたいで悔しいけど、やっぱ心配だし!
ツーツーツーツー
あ、電源切ってるな!出ね~じゃん。
「くそっ……」
元の場所まで戻ったって居やしない。
なんで俺がこうやって探し回らなきゃいけないんだよ。
こうやって捜し回ってる間に…
行き違いになったのかも
雨も降ってきたし、うん!きっとそうだな。
……//
そう思って急いで帰ってきたけど……いね~し。
相変わらず携帯の電源は切れたまま
どこ行ったんだよ、ったく!
それから数時間
漸くヒロちゃんからの連絡で葉瑠が店に来たことがわかった。
まったくこんなに心配させて…

