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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安
***
ひとりで帰るって言ってたし、今日は家で待つことにしたんだけど……

遅い、あ~もう!なにやってんだよ。
ヒロちゃん時間過ぎてんぞ、早く帰せよ。

まったく…どいつもこいつも!

帰ってきて素直に謝ってきたら許してやろうと思ってたのに、全然帰って来ね~し

ダメだイライラして……
もう、居ても立っても居られなくて迎えに行くことにした。


バタン……カランカラン
(……いらっしゃい……ぁ…)
店のドアを開けると、みんなと楽しそうに会話をする葉瑠の姿が目に入った。

よくそうやって笑ってられるな!
葉瑠を心配して探し回ってた俺がバカみたいだわ。

(今何時だと思ってんの?)
この時は頭に血が上って、ヒロちゃんや洋子さんが葉瑠を庇う声もまったく耳に入ってこなかった。

不貞腐れたような葉瑠の表情が益々俺を苛立たせる。(帰るぞ…支度して)

葉瑠はしぶしぶ付いてくる。
外に出た所で呼び止められて戻ったんだけど……
そこから洋子さんの説教が長かった。

……//
(なにがあったの?カラ元気だして無理やり笑ってたけど…)

なにがあったって言われたって…俺だってよく分かんね~けど……

葉瑠をそんなに怒らせる事したか?
俺はただ、葉瑠が心配しないように……

あ、それか?

その時の状況を思い出した。
葉瑠がいろいろ聞いてきたから…
(兄貴達の事はちょっと待って)
俺が言ったんだ。

葉瑠が余計な心配しなくてもいいよう細かな話はして無かったから…

それがかえって不安にさせてたんだろうか?
だとしたら……

葉瑠はきっと俺と奈緒美さんの事を誤解してる。
帰ったら話さなきゃ!

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