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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第17章 募る不安
***
まさか外で倒れてるとは……

朝になっても葉瑠の熱は下がらないまま。
隣で眠る葉瑠の様子を気にしながらずっと考えていた。

ずっと雨に打たれてたんだろうか。
ただでさえ冷えるこの時期に……
それだけ俺の態度がショックだったって事か?

ピピピピ……ん?ヤバツ
慌てて携帯のアラームを止めて隣を見た。

シーン……良かった葉瑠が起きなくて。
ほんとなら今日は仕事に行くはずだったけど……

葉瑠をひとり置いてくわけにもいかないし、今日も休むしかね~な。

「ン……ンンンン………」ん、起きたか?
「葉瑠、大丈夫か?」

目は覚ましたけど、ジッと俺を見たまま動かないんだけど……瞬きもしないし

「葉瑠、どした?」
「ぇっ!……ぁ、ぇっ、と」
今の状況が理解出来ないんだな。

「昨日から熱があるんだよ、まだ辛い?」

ブンブン
そうか、でもまだ下がってないから今日は寝てような……

「なんか食うか?」……ブンブン
元気がないのか、まだ怒ってるのか何を言っても首を振るだけ。

「鏡也くん……仕事…でしょ?行っていいよ」
葉瑠はそう言って、俺に背中を向けた。
やっぱ怒ってるんだな!

「今日は休むから……」
え?…そこで漸く顔を上げた。
相変わらず背中を向けたまま俺を見ようとはしないけど……

「なんで?」
「葉瑠が心配だから」

「……ぇ………クッ、うそ…ばっかり」
葉瑠は皮肉混じりに鼻で笑った。

「嘘じゃない」

熱が下がってから話そうと思ったけど……

「葉瑠こっち向いて……ちゃんと話そ?」
ブンブン
首を振るだけでこっちを向こうともしない。

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