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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第18章 守るべき人
………///
お洒落なダイニングバー
予約したのか奥の個室へ案内された。
もうお兄さんはいるの?
ガラッ……あっ、
「ごめん兄貴、遅くなって」
「こ、こんばんは」
「あ~、葉瑠ちゃん!この前は悪かったね、もう先にやってるぞ」
だいぶ待たせたみたい。
テーブルには空のグラスとおつまみが少し!
「忙しいとこ呼び出して悪かったね」
「ほんとだよ、鏡也も忙しいんだろ?」
「ま~ね、でも話したい事があったから」
「そうか」
それから何故か話が続かない。
鏡也君何か話しなよ。今この沈黙は辛いよ!
重苦しい雰囲気にお兄さんが口を開いた!
「奈緒美に転勤の事…話したよ、聞いたか?」
〝えっと~、ま~!〟
鏡也君が気まづそうに私を見た。
もう電話したんだ!
お兄さんにバラされてマズいって思ったんでしょ。
「………」
私はどんな顔してればいいの?
ただ俯いて話を聞くしか出来ないなんて…
「あのさ……その件なんだけど」
「兄貴はひとりで行くつもりなんだろ?」
「……ん?……ま~今のところはな」
やっぱりそうなんだ。
じゃ、もういいよ…その話は
お兄さんも鏡也君も好きにすればいい!
やっぱり2人で話したら?
私は聞きたくない……席を外そう。
バッグを持って立ち上がろうとしたのに…鏡也君に腕を掴まれた。
〝待って…葉瑠も聞いて〟
ここにいろって事?……はぁ~
「兄貴が転勤した後の事なんだけど……」
もういいよ、分かったから
ギュッ…鏡也君が私の手を強く握ってくる。
「俺は……奈緒美さんの相談にも乗れないし、あてにされても困るから」
え?なに言ってるの……
お洒落なダイニングバー
予約したのか奥の個室へ案内された。
もうお兄さんはいるの?
ガラッ……あっ、
「ごめん兄貴、遅くなって」
「こ、こんばんは」
「あ~、葉瑠ちゃん!この前は悪かったね、もう先にやってるぞ」
だいぶ待たせたみたい。
テーブルには空のグラスとおつまみが少し!
「忙しいとこ呼び出して悪かったね」
「ほんとだよ、鏡也も忙しいんだろ?」
「ま~ね、でも話したい事があったから」
「そうか」
それから何故か話が続かない。
鏡也君何か話しなよ。今この沈黙は辛いよ!
重苦しい雰囲気にお兄さんが口を開いた!
「奈緒美に転勤の事…話したよ、聞いたか?」
〝えっと~、ま~!〟
鏡也君が気まづそうに私を見た。
もう電話したんだ!
お兄さんにバラされてマズいって思ったんでしょ。
「………」
私はどんな顔してればいいの?
ただ俯いて話を聞くしか出来ないなんて…
「あのさ……その件なんだけど」
「兄貴はひとりで行くつもりなんだろ?」
「……ん?……ま~今のところはな」
やっぱりそうなんだ。
じゃ、もういいよ…その話は
お兄さんも鏡也君も好きにすればいい!
やっぱり2人で話したら?
私は聞きたくない……席を外そう。
バッグを持って立ち上がろうとしたのに…鏡也君に腕を掴まれた。
〝待って…葉瑠も聞いて〟
ここにいろって事?……はぁ~
「兄貴が転勤した後の事なんだけど……」
もういいよ、分かったから
ギュッ…鏡也君が私の手を強く握ってくる。
「俺は……奈緒美さんの相談にも乗れないし、あてにされても困るから」
え?なに言ってるの……