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第19章 男の恋愛心理って……

ブライダル特集のモデルやったからだ。
洋子さんの会社の編集長さんなら写真は見てて当然だもの。

でも、洋子さんマズいよ。
私がモデルになった事は鏡也君は知らないのに……

黙ってろって言うから話してないし洋子さんが撮ってくれた写メも見せてなかった！

バレちゃうんじゃない？
〝どうすんの洋子さん何とかして〟

「あ～あれよ、ほらっ私が佐伯さんに葉瑠ちゃんの写真を見せたから…」
ちょっと洋子さん写真なんて言って大丈夫なの？

そしたら当然佐伯さんまで
「凄く良かったよ葉瑠ちゃん…いやねぇ、会ってみたいと思ってたんだけど忙しくて……今日は近くで打ち合わせがあったから寄ってみたんだ」

そ、それはどうも、ｱﾊﾊ…

「写真ってなに？」
あ～鏡也君が反応しちゃったし…どうすんの？

「えっと、先月ブライダルフェアがあってね、葉瑠ちゃんも見といた方がいいかなぁ～と思って誘ったんだけど……その時ちょっと写真を……ねぇ葉瑠ちゃん」

あ、そうそう！
……そう言えば撮ったかも。

「ふ～ん、ブライダルフェアねえ……」
あ……うん、

鏡也君は何かを考えてる。
怖いから早く話を逸らさなきゃ……
「あの、鏡也君「そこにドレスもあったわけ？」

ぇ、なんで急にドレスの話に？
もしかして、もうバレてる？

「ドレス、あったの？そこに」
あっ、たけど……それが、なに？

いろんな考えが頭に浮かぶ。
私は話してないし、じゃ洋子さんが？
いやそんなわけないよね～

だったら誰が、
あ～！もしかして

ヒロちゃんが鏡也君に喋ったんじゃないの？

ｼﾞﾛ……
「え…」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ〝俺じゃね～よ〟