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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第20章 迷子のサンタクロース
もういいから、気にすんな!
葉瑠、ほらっクリスマスなんだからケーキを…って
食べないな!もう無理か。
「食べる?…ほらっ」
葉瑠が元気ないから冗談っぽくケーキを目の前に出してみた。
当然首を大きく振ってくる。
ブンブン、クスッ……だよな!
葉瑠の表情はまだ少し硬いし無理して笑ってる…
飲もう!……ほら元気出して。
「葉瑠?そんな顔してたらまた擽っちゃうよ」
両手で擽りのポーズ…
「あ~やだ、待って、元気出すから…」
クスッ……そ?なら良かった!
シャンパン飲もうぜ、せっかく用意したんだから
「飲まないの?じゃ俺が全部飲んじゃうぞ~♪」
「………フッ、ダメ、私も飲むっ」クスッ
そうそう葉瑠は笑ってな!
笑ってる顔が一番可愛いんだから…な?
葉瑠が元気ないからさ…つい、飲むように言ったんだけど…
失敗した。
飲ませ過ぎた!
…☆…//
「それでね、聞いてますかぁ~鏡也くぅ~ん♪」
ゴクゴク
おいおい、そんな飲み方して
具合が悪くなったらどうすんだよ。
「葉瑠、飲み過ぎ!もう終わりにしよ、な?」
「なんで?♪……鏡也君が飲めって言ったのに…」
そうだけどさぁ……
「今日は私の面倒見てくれるんでしょ?」
え?あ、そう言えば……そんなこと言ったかも
(美味しいから飲み過ぎちゃう、フフッ)
…うん、いいよ今日は……
…遅れたバツとして俺が葉瑠の面倒見てやるから…
「ね、言ったよね?」ハァー!
そうですね!
あ~ぁ失敗した、
そのシャンパン飲みやすいけどアルコール度数が高いんだぞ?
「でね♪……聞いてる?」
はいはい聞いてるから…