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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第20章 迷子のサンタクロース

俺の膝に入って凭れるのはいいけど…
手にはグラスを持ったまま

取り上げようとすると駄々をこねる。

元気になったのは良かったけど飲み過ぎ。
いつの間にかシャンパンのボトルは半分に減ってるし…
急に高いテンションで大笑いしたりして…
これは…完全に酔ってる!

「それでね♪子供の頃にね?カズと二人でサンタさんに御礼を言おうって♪布団被って寝たふりしてた事があったんだけど…」

ガチャ……〝あっ、カズ来たよ〟

〝せーの!〟ガバッ
「「サンタさ~ん…」」
「うわっ!」

合図して布団から出たらね!ウフフ

あれ?………おとうさん?

「ウフフ♪お父さんがプレゼント持ったまま固まってて♪それでサンタさんの正体が分かっちゃったの」

クス……あ~そりゃ親父さん…可哀想に!

「鏡也君は?…いつサンタさんがいないってわかったの?」
え、俺?

俺なんか最悪だったぞ、
とにかくヒーローになりたくてさ…

サンタへのお願いは
『りゅうやにいちゃんになれますように』

歳が離れてるせいか…ずっと兄貴が俺の中でヒーローだったから…

なのに兄貴がさ…
『いいか鏡也、兄ちゃんになりたいってのは無理なんだよ、お父さん達が買える物じゃなきゃ』

『…おとうさんがかうの?』
『……あっ!…ヤバッ』ってさ!

「俺ずっとサンタを信じてたのにさ、酷いだろ?」

「フフッ、それはお兄さんうっかりしちゃったね!…じゃさ、今だったら鏡也君はサンタさんに何をお願いする?…お財布以外に何を貰ったら嬉しい?」

今?… 今は……特に欲しい物ってのはないけど……

あ、でもあった!

「ある?なにが欲しいの?」

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