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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第20章 迷子のサンタクロース
葉瑠はグラスの底に残ったシャンパンを…俺の首を引き寄せながら流し込んでくる!
ゴクッ…
僅かに口の端しからシャンパンが零れ落ちる…
小悪魔はそれを見逃さなかった…
顎を伝うシャンパンを指先で追い掛けるから…
ゾクッと身体の熱が一気に上がる。
クスッ…「おいしっ?」
「あ~旨いよ」
俺を見下ろす顔が…ツリーの証明とキャンドルの灯りでゆらゆらと揺れている。
頬をほんのりピンクに染めた顔が何とも色っぽくて堪らなくそそられた。
普段は天然でどこか幼さが残る顔立ちなのに、こんな時の葉瑠は異様なほどの色気を放つ…
こんな顔で見られたら男はたまったもんじゃない。
「葉瑠?頼むからその顔…俺以外には見せるなよ」
「……フフッ」
気持ちが昂ってしょうがない。
そんな俺の様子を見てこの小悪魔はまた……
「…クスッ、私もう寝なくちゃいけないんでしょ?」
人を挑発しておきながら…
そんな事言う。
「いいの?寝なくて……」
俯き加減で甘えた目つき!
そこで完全に葉瑠のペースに呑み込まれた。
我慢出来なくなって頭を押さえて唇に吸い付いた…
「ンン、フッ、フンッ、ング」
舌をねっとりと絡ませながら唾液を吸って…
クプッ、ジュル
「ハァ、ハア」
手は身体中をまさぐり柔らかな乳房を掴んで揉み上げた…
「……ぁ、ん、ふっ、んん…」
感じる?……
指先で先端を擦ると蕾は部屋着の上からでもハッキリ分かるほど尖ってきた…
「ぁ~ほらっこんなになって」
「っう、んっ」
すると─息苦しそうな何とも悩ましげな声を洩らし葉瑠は腰をくねらせる。