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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第23章 あ~ぁ拗ねちゃった♪
ムスッとした俺の顔を見て、葉瑠は急に腕を組んだり笑い掛けてくる。
「アハハ…あ、そうだ、山田くんがね?……あっ、さっきの同級生なんだけど─お幸せに!だって」ニコッ
ふぅ~ん、それはどうも!
俺らが結婚するって事は一応は知ってるわけだ!
「優しそうなだ人ねって言うから…うん、優しいし素敵な人だよって言ったの」
ん、へ~!
俺の機嫌を取ってんな?
「葉瑠の元カレなわけ?」
「ウフフ、残念…違いま~す」
あっそ。でもすげ~俺らの事見てたし…
葉瑠の事が気になってるみたいだな!
「久しぶりに再会して昔の想いが再燃したりして」
「ウフフ、さあどうだろ?」
!?なにその意味深な返事は
「どういう関係なの?」
「お友達だけど」
それは分かってるよ。
そうじゃなくて、俺が言いたいのは─
「ウフフ、ヤキモチ妬くから言わな~い」は?
それって何かあったって事じゃん。
そんなの聞いたら気になるだろ?
「ヤキモチなんて妬くわけないだろ?」
中学生の恋愛ごっこだろ…どうせ!
「ヤキモチ妬かないの?」
妬かないね!
「な~んだ、つまんないの。実はね……昔、憧れてたんだ」
へ~そのくらいなら別に……
「ずっと想っててくれたんだって」
「………//」
はぁ、なんだよ。
付き合ってはないけど実はお互い好きだったとか
ラブレターを貰ってたとか……
しかもずっとってなんだよ、じゃ今もって事?
聞くんじゃなかった!
もし2人が付き合ってたら─今頃葉瑠の隣にいたのは俺じゃなくてアイツだったりして─
わざとか?
聞かないことまで喋るから、
やたらと気になってきた。