この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第24章 小さな約束

それならもう貰ったじゃない。
私いつも着けてるよ?ほら、これ!

北海道で貰った指輪─

ペアのブレスレットを買ったところに展望台があって……二人で夜景を見てる時に!

覚えてる?鏡也君。

「それは仮のだから」
「東京戻ったら違うの買ってやるって言っただろ?」

〝随分遅くなっちゃったけど〟
「あ、でもすげ~高いのは勘弁してな」
鏡也君は恥ずかしそうに頭を掻いている。

いいの?

クスッ……もちろん。
「ほら、早く選んでドレス見に行かなきゃ」

ありがと、鏡也君!
嬉しくて泣きそうになったけど─先に言われちゃった。
〝ここで泣いたら恥ずかしいぞ〟って!

うん、分かってる。泣かないよ

でも、なんだか勿体ない。
婚約指輪って結婚したらあんまり着けないし

「最近はファッションで結婚指輪と重ね付けされる方も多いですよ」

そうなんだ!
そっか。それならずっとつけられる。

「気に入ったのがあったらおっしゃって下さい」
店長の石川さんが次々とケースから出してくる。

あ、いや…そんなに出さなくていいのに
こんなにあったら逆に迷っちゃう!

立て爪リングは綺麗だけど普段するには豪華過ぎ、キズが付いたら困るし─

「これなんていかがですか?」

あ、可愛い!
ストレートリングで小さなダイヤが付いてる。
これなら重ねても邪魔にならないね

うん確かに、これがいいかも。

「葉瑠、嵌めてみな」うん!

「いいじゃん可愛いし」うんうん。

でも、値段は?
ちょっと高いような気がするけど

「一生使うんだからこれくらいじゃないと」
いいの?ホントに─
「いいよ」

「じゃこれにする」

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ