この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第24章 小さな約束
「鏡也君、お風呂も入ってないの?」
「さっき起きたばっかりだからね」
「ごめんね明日も仕事なのに…」
「は~る?さっき言ったろ、俺も寝てたんだって」
う、うん。
鏡也君は私の隣に寝転んで腕枕をしてくれた。
「寒くない?」
「うん、鏡也君にくっ付いてるからあったかい」
「お風呂は?」
「いいよ朝入るから」うん
「あ、そうだ…」なに?
私が寝ている間に実家に電話…式の日取りが決まったって連絡してくれたんだって!
後で電話しようと思ってたのに
そのまま寝ちゃったから…
「仏滅だって話したんでしょ?…何か言ってた?」
「自分達がいいならいいんじゃない…って」
良かった!
明日私からも電話してみよ。
さっきの体調不良が嘘みたいにスッキリ
指輪も決めたし、ドレスもオッケー!
後はその日を待つだけか~。
式まで後1ヶ月。じゃそれまでに、もうちょっと痩せてエステも行ってみようかな?
あ、ダメだ…そんなお金無かった。ウフフ
こんな急に話が進んじゃって…でも幸せだな…フフッ
「は~る」……え、なに?
「ずいぶん楽しそうだな」ウフッ
楽しいって言うか、嬉しいの!
「元気になったのはいいけど、寝なさい…じゃないと……」
ガバッ・・え、なに?
急に起き上がった鏡也君が片肘付いて私を見下ろしてくる。
「エッチする?」あ、ブンブン
「あ、明日早く起きなきゃいけないから寝ます」
「そ?じゃ早く起きて、頼むよ」
はぃ。
危ない危ない!
早く起きて明日からお弁当作らなきゃ。
お弁当のおかず何かあったかな?
卵焼き焼いて、後は…
「葉瑠?」あ、ごめんなさい。