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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第26章 happy☆サプライズ
私から離れようとするから…わざとしがみついて離さない。
ダメ離れちゃ!
負けないんだから─
ギュッ
「分かったわかった─ほら、チンして」コクン
鼻を擤んでまたすぐに抱きついた。
鏡也君は笑いながら私の髪を撫でてくれる。
「甘えん坊」─ギュッ、だって……
暫く黙ったまま抱きついていた。
クスクス「そっか寂しかったか…ヨシヨシ、ごめんな」
赤ん坊をあやすように身体を揺らしてヨシヨシって…
それが凄く心地いいの。
まるで揺りかごに乗ってるみたいにふわふわ!
鏡也君の胸の鼓動が子守唄みたいでだんだん眠くなってくる!
ベッドに寝かされて…鏡也君は頬やおでこにたくさんのキスをする。
そのキスがあったかくて幸せな気分…
「鏡也君…眼を瞑るとね、寝ちゃいそうなの」
「ん?クスッ……いいよ寝てて」チュッ
うん、でも─眠いけどこのまま寝るのは勿体なくて鏡也君の背中に手を回した。
クスッ…!
唇が首筋を這い部屋着の中の手が胸を揉み上げる
「──葉瑠…また胸大きくなってない?」
「ん?ん~うん、そうみたい……」
何でだと思う?
式が終わったらって思ってたけど今言おうか?
「鏡也君、あのね─ンッ、ンン」
急に唇を塞がれて喋れなくなった。
鏡也君の舌が咥内を舐め回し上顎を這う─ンン
どうしよ、雰囲気が壊れるのは嫌だけど─
鏡也君の舌を受け入れながら考えていた。
「クチッ─葉瑠…なに考えてんの…集中して」
─ぇ─あ、うん!
「…葉瑠…愛してるよ」
〝ぇ──うん、私だって─愛してる〟
このタイミングでそんな事言われたら
「舌、出して」えっと─
「ほら、舌」ぁ、うん!