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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第4章 さぁ帰ろう。
♪:*:♪♪・☆♪♪
はい。もしもし───あれ?

もしもし
「……ブゥ……ブン……バ~ブ」

〝あっこら!蒼士〟
〝うぇぇぇ~ん〟
「もしもし葉瑠?ごめん蒼士が携帯弄ってて葉瑠に掛けたみたい」

あ、英美ちゃん?なんだビックリした。

蒼くんが私に掛けてきてくれたの?ウフフ
それで今、ママに怒られちゃったんだ!

「でもちょうど良かった。葉瑠に電話しようと思ってたの…」
そうだ私も英美ちゃんに話があったんだ。

実はね?……

「知ってる…洋子さんから聞いたよ。帰って来るんでしょ?」

洋子さんが凄く喜んでくれて、みんなに連絡してくれてるんだって!

だからなの?──
最近、私と鏡也君にみんなから連絡が来るのは。


「楽しみにしてるからね」
英美ちゃんがそう言ってくれて私も嬉しいよ!

みんなが喜んでくれて、漸く実感が湧いてきた。
早くみんなに逢いたいな。

「部屋はどうするの?」
ヒロちゃんが代わりに探してくれてるの……

鏡也君ったらあれこれ条件を出したみたいで…
ヒロちゃん大変なんじゃないかな。

「ヒロちゃんならいいんじゃない?」

そうだね、文句言いながらも世話を焼いてくれて
優しいお兄ちゃんだよ。


──//
「葉瑠─部屋が見つかったってよ」

そうなの?じゃ見に行かなきゃね…

そしたら鏡也君が─
見たことあるから大丈夫って言うの。

でも、私達が住むのにそれでいいの?

じゃ、鏡也君の絶対条件はクリアしてるんだね?

それはもちろんお風呂──2人で入れないようなお風呂はダメだって!


あ~楽しみ!

引っ越しの準備も少しずつ始めなきゃ…

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