この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第26章 happy☆サプライズ
「葉瑠、俺………パパになんの?」クスッ……うん。
「……う、そだろ?マジか、俺が、パパ?」コクコク
ドッキリじゃないよな?
マジか~!──俺達の子供、ンッ
ギュッ、堪らず葉瑠を抱きしめた。
ウフフ
「鏡也君嬉しい?─ねぇ…ねぇってば、え?……ぁ、鏡也君?─泣、いてるの?」
「な、なに言って─泣くわけ、ないだろっ…」
こんな情けないとこ見せらんないよ!
滲む涙を堪えて精一杯の強がり。
「葉瑠…俺、頑張るから…な?…ッ」コクン─
はぁ~そっか!
葉瑠が話があるって言ってたのは早く俺に知らせたかったからだったのか……
最近…微熱が続いてたり調子が悪かったのも風邪じゃなくて妊娠してたから…
そうだったのか~!
あ、でも……ちょっと待って?
確か…葉瑠は薬飲んでるって!
妊娠しないんじゃなかった?
なんで、妊娠─?
「忘れちゃうんだよね~時々、アハハ」
飲み忘れか?─なるぼど、葉瑠らしい…
しかも、つわりも軽くて妊娠したのも全然気づかなかったって!
「実はね、もう4ヶ月に入ってるんだって…」
「9月の初めには生まれるよ♪」
9月?─
だから…ハネムーンは行けないかもって事か…
「お父さんがね?…」え?
「うわぁぁ~そうだよ」
「なにビックリするでしょ」あ、ごめん
そうか─親父さんか!──やっぱ怒るかな?
結婚前に…子供が出来たなんて言ったら…
一緒に住むのも認めてくれたし、式の前に報告しとかなきゃマズイよな!
「葉瑠心配しなくていいよ、お義父さんには…俺が話をするから」
「凄く喜んでるらしいよ」
え、喜んでる?─親父さんが?
そうなの?