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第26章 happy☆サプライズ

そうか…喜んでくれたんだ！なら良かったけど…
あ！……って事は─妊娠の報告は俺が最初じゃなかったんだ─

毎晩帰りが遅いんだから仕方ないけど─
やっぱ一番に聞きたかった…なんて思うのは我が儘かな

「ん、鏡也君なに？どうかした？」
「え、いや…なんでもない」

葉瑠には言わないでおこう！
しょうもない俺のヤキモチだから。

「はぁ～良かった、やっと鏡也君に言えたぁ～」
ごめんな、俺がもっと早く話を聞いてやれば良かったのに。

ﾌｯ、…葉瑠の笑う顔を見てたらさ
こんな小さな事で嫉妬する自分が恥ずかしいよ。
ちっちぇ～な俺って！
順番なんて、どうでもいいじゃん…
これからは葉瑠が穏やかに過ごせるようにしてやらなきゃ。

さあ葉瑠…明日は結婚式だぞ？
もう寝なきゃ
布団をめくって先に寝転んだ。
「葉瑠…寝るよ、おいで…」
手を延ばすと抱きつくように飛び込んできた。

「もう寝ちゃうの～♪」
「ｸｽｯ…葉瑠は眠くないの？…」

「う～ん、眠くなくなっちゃった」
久しぶりにゆっくり話が出来たから？
寝るのが勿体ないらしい。

じゃもうちょっとだけ話そうか─
ベッドの中で抱き合いながら暫く会話を楽しんだ！

「息子とサッカー出来たらいいな」
「ん～？……女の、子かも、よ？」

「え、もうわかってんの？」
「………ｽｰ」
「なぁ葉瑠」ｽｰｽｰ
だんだん葉瑠の声が小さくなって、そのうち寝息が聞こえてきた。
眠くなくなった…って言ってなかった？

ｸｽｯ……遅くまで起きてたから疲れたな、
ゆっくりお休み！

はぁ～！
俺もすげ～疲れてる筈なんだけど、頭が興奮してるらしい─今日はまだまだ寝られそうにないよ。