この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第4章 さぁ帰ろう。

.:*:・'°☆
漸く帰って来た。
荷物を詰め込んでタクシーに乗り込んだ
暫く走ると懐かしい景色が拡がってくる─
「先にヒロちゃんのお店に行くの?」
「いや違うよ」
でも………この道は──
「葉瑠─着いたよ」……え?なんでここ?
「たまたま空きが出たからってヒロちゃんが押さえてくれたんだ」
──!?──「どした?」
「………べつに、何でも、ないけど」
なんでここなの?
ここは札幌に行く前の鏡也君のマンション。
部屋は私だって気に入ってる……だけど。
ここは遠藤さんも住んでるし─
もう関わりたくないのが正直な気持ち。
嬉しかったのに…気持ちが一気に冷めた─
クスッ─鏡也君が私を見て小さく笑った。
私の気持ちなんてどうせ鏡也君はわからないんだ。
ヒロちゃんが探したんだし、鏡也君のせいじゃないんだけど──
仕方なくタクシーからは降りたけど
「ほらっ行くよ!」……はぁ~ため息が出る。
「前と同じ部屋なの?」
「違うよ、今度は7階」ふ~ん。
クスクス──なによまた!
「何が可笑しいのさっきから」
エレベーターに乗ってる間もモヤモヤ
偶然乗り合わせたりしたら嫌だな。
「葉瑠?─大丈夫だよ気にしなくて…もうここには遠藤はいないよ」
ふ~ん。……え?
「もう遠藤はここにはいないよ、先月寿退社して出てったよ」
寿退社?
合コンでどこぞの御曹司を捕まえたらしい…
急いで結婚まで持ち込んで絶対逃したくなかったんじゃないかって。
「遠藤がいたらここには決めなかったよ」
葉瑠は嫌だろ?遠藤がいると…
コクン……鏡也君…
「安心した?」うん。
漸く帰って来た。
荷物を詰め込んでタクシーに乗り込んだ
暫く走ると懐かしい景色が拡がってくる─
「先にヒロちゃんのお店に行くの?」
「いや違うよ」
でも………この道は──
「葉瑠─着いたよ」……え?なんでここ?
「たまたま空きが出たからってヒロちゃんが押さえてくれたんだ」
──!?──「どした?」
「………べつに、何でも、ないけど」
なんでここなの?
ここは札幌に行く前の鏡也君のマンション。
部屋は私だって気に入ってる……だけど。
ここは遠藤さんも住んでるし─
もう関わりたくないのが正直な気持ち。
嬉しかったのに…気持ちが一気に冷めた─
クスッ─鏡也君が私を見て小さく笑った。
私の気持ちなんてどうせ鏡也君はわからないんだ。
ヒロちゃんが探したんだし、鏡也君のせいじゃないんだけど──
仕方なくタクシーからは降りたけど
「ほらっ行くよ!」……はぁ~ため息が出る。
「前と同じ部屋なの?」
「違うよ、今度は7階」ふ~ん。
クスクス──なによまた!
「何が可笑しいのさっきから」
エレベーターに乗ってる間もモヤモヤ
偶然乗り合わせたりしたら嫌だな。
「葉瑠?─大丈夫だよ気にしなくて…もうここには遠藤はいないよ」
ふ~ん。……え?
「もう遠藤はここにはいないよ、先月寿退社して出てったよ」
寿退社?
合コンでどこぞの御曹司を捕まえたらしい…
急いで結婚まで持ち込んで絶対逃したくなかったんじゃないかって。
「遠藤がいたらここには決めなかったよ」
葉瑠は嫌だろ?遠藤がいると…
コクン……鏡也君…
「安心した?」うん。

