この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
***
支度を終えロビーで葉瑠が来るのを待っていた。
カッカッカッカッ──ん?遠くでヒールの音
誰かが走ってくる…

まさか?…
「ハァハァ、鏡也君ごめんね~」
あ~やっぱりか…「こらっ走るな」

「え?、キャー」あ、ドンッ!…痛って…
葉瑠が足を滑らせ突っ込んできた。

やっぱりか~。
なんでヒールで走るかな?
寸でのところで捕まえたまでは良かったけど…
葉瑠を抱えたまま尻餅をついた!

「──きょぅゃ、く、ん、大丈夫?」
「……ぅっ、葉瑠は?」

「私は大丈夫だけど急に大きな声出さないでよ、びっくりした」
─びっくりしたのはこっちだよ!

「葉瑠頼むから、大人しくしてて─」

今は俺がいたからいいけど…
1人だったらどうなんの?
妊娠してんだぞ、もっと自覚しろよ。

「ごめん、遅くなったから……」
神妙な顔で俯くから泣き出すかと思ったけど…
どうも俺の様子を伺ってる。

「気をつけろよ」
「はぃ!ごめんなさい」
怪我がなくて良かったけど─

「行くぞ…あ、葉瑠、コートのボタンが外れてる」

外は寒いんだから羽織っただけじゃダメだって…
風邪引いたらどうすんだ。

「ウフフ、鏡也君優しいね?」ニコッ
え?
葉瑠がやらないから…

躓く葉瑠を受け止めてコートのボタンまで留めて…
ちょっと甘やかし過ぎかな?
よし、自分でやらせよ。

「葉瑠、後は自分で…」
「パパは優しいな、ねぇ赤ちゃん?」
へ?
葉瑠はお腹に向かって話し掛ける…

ずるっ、今それ言う?

「クスッ……鏡也君帰ろ?」

はぁ~!
すっかり葉瑠のペースだな

「鏡也君?早く」─はいはい!行きますよ。

/739ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ