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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
***
支度を終えロビーで葉瑠が来るのを待っていた。
カッカッカッカッ──ん?遠くでヒールの音
誰かが走ってくる…
まさか?…
「ハァハァ、鏡也君ごめんね~」
あ~やっぱりか…「こらっ走るな」
「え?、キャー」あ、ドンッ!…痛って…
葉瑠が足を滑らせ突っ込んできた。
やっぱりか~。
なんでヒールで走るかな?
寸でのところで捕まえたまでは良かったけど…
葉瑠を抱えたまま尻餅をついた!
「──きょぅゃ、く、ん、大丈夫?」
「……ぅっ、葉瑠は?」
「私は大丈夫だけど急に大きな声出さないでよ、びっくりした」
─びっくりしたのはこっちだよ!
「葉瑠頼むから、大人しくしてて─」
今は俺がいたからいいけど…
1人だったらどうなんの?
妊娠してんだぞ、もっと自覚しろよ。
「ごめん、遅くなったから……」
神妙な顔で俯くから泣き出すかと思ったけど…
どうも俺の様子を伺ってる。
「気をつけろよ」
「はぃ!ごめんなさい」
怪我がなくて良かったけど─
「行くぞ…あ、葉瑠、コートのボタンが外れてる」
外は寒いんだから羽織っただけじゃダメだって…
風邪引いたらどうすんだ。
「ウフフ、鏡也君優しいね?」ニコッ
え?
葉瑠がやらないから…
躓く葉瑠を受け止めてコートのボタンまで留めて…
ちょっと甘やかし過ぎかな?
よし、自分でやらせよ。
「葉瑠、後は自分で…」
「パパは優しいな、ねぇ赤ちゃん?」
へ?
葉瑠はお腹に向かって話し掛ける…
ずるっ、今それ言う?
「クスッ……鏡也君帰ろ?」
はぁ~!
すっかり葉瑠のペースだな
「鏡也君?早く」─はいはい!行きますよ。
支度を終えロビーで葉瑠が来るのを待っていた。
カッカッカッカッ──ん?遠くでヒールの音
誰かが走ってくる…
まさか?…
「ハァハァ、鏡也君ごめんね~」
あ~やっぱりか…「こらっ走るな」
「え?、キャー」あ、ドンッ!…痛って…
葉瑠が足を滑らせ突っ込んできた。
やっぱりか~。
なんでヒールで走るかな?
寸でのところで捕まえたまでは良かったけど…
葉瑠を抱えたまま尻餅をついた!
「──きょぅゃ、く、ん、大丈夫?」
「……ぅっ、葉瑠は?」
「私は大丈夫だけど急に大きな声出さないでよ、びっくりした」
─びっくりしたのはこっちだよ!
「葉瑠頼むから、大人しくしてて─」
今は俺がいたからいいけど…
1人だったらどうなんの?
妊娠してんだぞ、もっと自覚しろよ。
「ごめん、遅くなったから……」
神妙な顔で俯くから泣き出すかと思ったけど…
どうも俺の様子を伺ってる。
「気をつけろよ」
「はぃ!ごめんなさい」
怪我がなくて良かったけど─
「行くぞ…あ、葉瑠、コートのボタンが外れてる」
外は寒いんだから羽織っただけじゃダメだって…
風邪引いたらどうすんだ。
「ウフフ、鏡也君優しいね?」ニコッ
え?
葉瑠がやらないから…
躓く葉瑠を受け止めてコートのボタンまで留めて…
ちょっと甘やかし過ぎかな?
よし、自分でやらせよ。
「葉瑠、後は自分で…」
「パパは優しいな、ねぇ赤ちゃん?」
へ?
葉瑠はお腹に向かって話し掛ける…
ずるっ、今それ言う?
「クスッ……鏡也君帰ろ?」
はぁ~!
すっかり葉瑠のペースだな
「鏡也君?早く」─はいはい!行きますよ。