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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
俺の胸に凭れながら葉瑠が振り向いた…
火照った頬を撫で軽くキスをする。
すると首に腕を回し抱きついてくる。
いつもなら本能のまま動くとこだけど
葉瑠は妊娠中。
俺が気をつけてあげなきゃ。
セックスは出来ないけどキスなら…
何度も自分に言い聞かせて葉瑠の唇に吸いついた。
クチュ「ハァ、んッ…ハァ」
時々葉瑠の切なげな吐息が洩れてくる…
「ンン…ァ、ンッ…」
そんな声出すなよ終われね~じゃん
…クチュ、ハァハァ
もう止めなきゃ…うん……よしもう終わり!
なんとか理性を取り戻し身体を離そうとした。
チュッ─
最後に軽くキスをして終わる筈だったのに─
それを拒否するように俺に跨がってきた。
そんなにくっ付いたらダメだって!
腕を掴んで引き剥がそうとすると、甘えた声で俺の名前を呼ぶ
「…鏡也くん?!」
火照った顔に上目遣
頼むから─そんな可愛い顔で、誘うなよ!
俺、負けちゃうじゃん……
ハァ─あ~ダメだ。
これ以上ここにいたら…俺…我慢する自信がない!
「俺もう出るから、ゆっくりしておいで」
「え、鏡也君?─」
──//
ドサッ…〝はぁ~ダメだ〟
逃げるように風呂を飛び出し、ビール片手にソファに腰を下ろした。
プシュ……ゴク、ゴクコグ
冷えたビールが喉に突き刺さる。プハァ…
はぁ~!なにやってんだ俺は……
どんだけスケベなんだよ?
葉瑠の身体を心配しろっつぅ~んだよ。
情けね~な!
ホントは今日はずっと葉瑠とイチャイチャしたいけど─ちょっと気分を変えないと
ガチャ─ん?
あ、もう出たの?
ドアが開いて葉瑠が入ってきた。