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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス

「じゃ寝る時も別々?」
いやそこまではしないよ…それは寂しいじゃん。
葉瑠が隣に居なきゃ俺、落ち着いて寝らんないんだから……

「でも、それじゃ我慢出来なくない?」
いや大丈夫──我慢するさ!

「エッチしないってこと?─」
「それは─」

世の夫婦はどうしてんの?
シテもいいわけ?
刺激はない方がいいんだろうけど

でも、気にしながらじゃ
そもそも勃たないかもしれないけど

「ふ~ん、9月まで我慢出来るんだ」
9月までって…今のは一人言だったんだけど
聞こえてた?
─今は3月だろ?……4、5…6

半年もあんじゃん!

半年って、めっちゃくちゃ長いな。
自分で言っておいて今更だけど

俺、大丈夫かな?

クスッ……
「鏡也君がそれでいいならいいけど、フフッ」
葉瑠がナゼか笑いだした。
なんだよ…なんで笑うの?

我慢出来ないと思ってるな?
「俺はさ葉瑠の身体とお腹の子供を心配してるんだけどな」

「鏡也君の気持ちは嬉しいけど…なんで我慢しなきゃいけないの?」へ?

葉瑠から意外な言葉が返ってきた。
ダメ─なんじゃないの?

「出血があったりお腹が張る時はもちろんダメだけど、そうじゃないなら無理しなければ構わないって、先生が─」

へ、そうなんだ、なんだ心配して損した
先生がそう言うなら─

ん?─ちょっと待った……まさかだと思うけど
「先生にそれを聞いたの?」

「いけなかった?」

いけないつぅ~か恥ずかしいだろ…
いったい何て聞いたんだよ。

「私の彼、絶倫なんで我慢出来ないと思うんですけど……って言ったらね…フフッ」

はあ?嘘だろ?
おいおい…勘弁してくれよ!

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