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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス

そうだよ!
俺、ホントヤバい奴だったじゃん。

その時の俺は仕事を早く終わらせる事でいっぱい
葉瑠が熱を出して倒れるまで気付かないし
倒れた葉瑠をホテルに連れ帰ったまでは良かったけど…

問題はその後

最後には我慢出来なくて襲っちゃったし

しかも葉瑠に恋人がいるのを知ってて─
とんでもない事言ったよな。

(俺が入る余地…ない?)
(俺にもチャンスくれない?)
(葉瑠ちゃんのことが……好きなんだ、今結論出さないで!)

そんな事言ったら、辛くなるのは葉瑠なのに
身体目当てだと思われたって仕方ないとこだけど

いや多分そう思ってたと思う。

自分から二股を提案するとかアホだよな。

でもそこで諦めてたら今頃は葉瑠の隣には俺は居ないわけだから…
結果、良かったんだけどさ!

〝うぅ~ンン~〟ギュッ─

ん!?─クスクス──
隣のひっ付き虫はさっきまで背中を向けてたのに……今度はまた甘えてきて─

やっぱ起きてんじゃね~の?
顔を覗いて様子をみたけど無反応…
やっぱ寝てるか─

情けないことに今の俺は葉瑠の抱き枕…
片足を俺の足の間に突っ込んですり寄ってくる
可愛い寝顔でこんなんされたら離せるわけないないよな。

葉瑠?これからも、ずっとひっ付いてろよ

俺が幸せにしてやるから!


〝ンン~ヤダ~キョウヤクン、エッチ……〟は?
なんの夢?
夢の中でも、俺が襲ってんの?

まったく俺はどんだけスケベな奴だと思われてんだよ。

〝キョウヤクン、ダメッ……〟
はいはい!……もう何もしないから
スケベな夢見てないで安心して寝な!

おやすみ葉瑠

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