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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
.:*:・'°☆
〝うっ、んん~〟
〝─なんだか、今日はやけに息苦しい…〟

「はぁ~、っ」パチッ─ん?
胸に感じる圧迫感にたまらず眼を明けた。

あ、やだ─
どうりで苦しいわけだ。

鏡也君が私に被さるように抱きついてる。
しかも首元に顔をくっ付けてるから、息が掛かってこそばゆい。

そんなにギュッってされたら苦しいんだけど!

クスッ…
いつもは私が抱きついてるのに今朝は逆だね。
鏡也君は気持ち良さそうに眠ってる!

今日は会社にお休みを取ったからゆっくり寝てても良かったんだ…

私も…もうちょっと寝よ。

……そう思って眼を瞑ってみたんだけど
ダメだ…寝ようとすると寝られなくて
眼が覚めちゃった。

まだ起きるには早いし鏡也君が起きるまで…暇だから顔でも眺めてよ。
ジィー
あれ、頬っぺに睫毛がくっついてるよ?

取ってあげたいけど鏡也君の腕が邪魔で動けない

「フッ!」取れない
「ふぅ~」ダメだ。
息を吹き掛けたって取れないし
もう諦めた。


でも、気になって気になって。

もがいてもがいて
漸く狭い隙間から手を延ばしすと──あ。フフッ
左手の薬指に結婚指輪が光ってる!

ホントに結婚したんだな~

自分の手をこんなにじっくり眺める事なんてないよね。
何度も手をかざして見上げたりして…

暫くそんな事をしてたら─
鏡也君が嵌めてる指輪も見たくなるわけで!
重たい腕を何とか外して顔の前に引っ張り上げた。

おっきな手─
指だってゴツゴツしてなくて細いし、私とあんまり変わらないんじゃないの?

鏡也君の手と重ねてみる…

指が長くて綺麗な手!
男の癖に狡くない?

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