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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス

すっかり目的を忘れた私……
呟きながら鏡也君の手を弄っていた。

こんな長い指で奥を擦られたら…気持ちいいに決まってるでしょ。

(葉瑠のいいとこ、ここだろ?ほら、な?)
(やっ、そこ、ダメッ──)


……あ……やだ私ったら何考えてんの!


〝クスクス─クククッ〟

ん?あ、鏡也君!

やだ!笑い声がすると思ったら
いつの間に起きてたの?

「何やってんの?俺の手で」
「あ、えっと……別に」
どうしよ
まさか鏡也君の指でエッチな妄想してたなんて言えないし…
あっ!そうだ!

「バンドマッサージでもしてあげようかな~と思って」アハハハ

「寝てるのにマッサージ?」あ~うん。
「へ~!」ニヤニヤ──な、なに?
そんな見ないでよ。

「葉瑠、顔が赤いけど…?」へ?そ、そう?
どうしよう!目が泳ぐ。
ちょっと無理があったかな?

話を逸らさなきゃ
「さてと、もう起きよっかな?鏡也君も起きる?」
ニコ
「もう?─いいよまだ、ここにいろよ」
「でも今日は新婚さんするんだから、ね?」
先にベッドを出ようとしたのに─

ガシッ、え?
鏡也君に腕を掴まれた!

な、に?

「新婚さんをするならいいんじゃない?」
なにが、いいの?

「ここで」

ここで?─
ガバッ、あ!
鏡也君は私をベッドに倒し、顔の横に両手を付いて上から覗き込む。

「新婚さんするんだろ?じゃまずはここでヤってから」ヤってからって、!
ドスッ、うっ!
「もう、いい加減にしなさい」

バタン─
鏡也君を振り切って寝室を抜け出した。

まったく、エロ魔神は朝からなに考えてんの


……って!私もだけど、それは内緒!

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