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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
──//
「寒くないか?」
「大丈夫これくらい─早く行こ」
鏡也君とこんなにゆっくり出来るなんて滅多にないんだから時間は無駄にしたくない…
ちょっと肌寒いけどそれは想定内
早速鏡也君を外に連れ出した。
〝どっち行く?─〟
鏡也君にそう聞かれたけど…
私はいつも同じ道しか通らないから
この辺よく知らないんだよね。
「よし、じゃいつも葉瑠が通らない道を行くぞ」
「え、うん」
鏡也君に手を引かれ
駅と反対方向へ歩き出した。
「こっち行ったことないだろ?」
「うん、ないね」
だって行く用事がないもの
ヒロちゃんのお店は駅の向こうだし
一端大通りに出て、そこから閑静な住宅街を抜ける─
こんなにあちこち曲がって大丈夫?
迷っても私に聞かないでよ。
「鏡也君、道知ってるの?」
「知ってるさ、葉瑠じゃないんだから」
え~!だって
こっちに何があるとか教わってないもん。
「こっちにさ、葉瑠が好きそうな公園があるんだ…行ってみる?」
え、公園?
私が好きそうな公園ってなに?
そんな事聞いたら、行ってみたくなる!
「行く、行きたい」
「あと10分くらい歩くけど、いいか?」
10分?─なら行くに決まってる。
「行く行くぅ♪」
「よし、じゃ行こう」
ウフフ、楽しみ。
もうそれで私のテンションはグッと上がる
でも、まだ?
ずいぶん歩いたよ!
「もうすぐだよ、ほら、あそこ」
あ!……
おっきい公園。
こんな所に公園があったなんて知らなかった。
「うわっ!凄い」
子供の頃に遊んだ公園みたい
周りには緑もあるし
懐かしい遊具やアスレチックまであるんだもん…
「寒くないか?」
「大丈夫これくらい─早く行こ」
鏡也君とこんなにゆっくり出来るなんて滅多にないんだから時間は無駄にしたくない…
ちょっと肌寒いけどそれは想定内
早速鏡也君を外に連れ出した。
〝どっち行く?─〟
鏡也君にそう聞かれたけど…
私はいつも同じ道しか通らないから
この辺よく知らないんだよね。
「よし、じゃいつも葉瑠が通らない道を行くぞ」
「え、うん」
鏡也君に手を引かれ
駅と反対方向へ歩き出した。
「こっち行ったことないだろ?」
「うん、ないね」
だって行く用事がないもの
ヒロちゃんのお店は駅の向こうだし
一端大通りに出て、そこから閑静な住宅街を抜ける─
こんなにあちこち曲がって大丈夫?
迷っても私に聞かないでよ。
「鏡也君、道知ってるの?」
「知ってるさ、葉瑠じゃないんだから」
え~!だって
こっちに何があるとか教わってないもん。
「こっちにさ、葉瑠が好きそうな公園があるんだ…行ってみる?」
え、公園?
私が好きそうな公園ってなに?
そんな事聞いたら、行ってみたくなる!
「行く、行きたい」
「あと10分くらい歩くけど、いいか?」
10分?─なら行くに決まってる。
「行く行くぅ♪」
「よし、じゃ行こう」
ウフフ、楽しみ。
もうそれで私のテンションはグッと上がる
でも、まだ?
ずいぶん歩いたよ!
「もうすぐだよ、ほら、あそこ」
あ!……
おっきい公園。
こんな所に公園があったなんて知らなかった。
「うわっ!凄い」
子供の頃に遊んだ公園みたい
周りには緑もあるし
懐かしい遊具やアスレチックまであるんだもん…