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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第27章 愛しい君に送る100万回のキス
「は~るぅ、機嫌直して…な?」
「あんな高い所から飛び下りたら危ないんだから」
うん、そうだな!アハハ
「……心配させないでよ」ごめん!
「わかってるの?今度無茶したら」チュッ─
「─ぁ─!?」
クスッ……
最後に…あと一言だけ文句言って許してあげようとしたのに、振り向いた私にキスなんてするから……
身体が固まって…
何て言おうとしたのか…忘れちゃった。
「……//」
「クスッ……どした?─お~い、はるぅ大丈夫か?」
え?……あ
「もうっ!言うこと忘れちゃったでしょ~」
腕から脱けだそうと身体を捻るのに…くるっと前を向かされただけで離してくれないの。
ちょっと?ここは公園ですよ……
こんなとこ誰かに見られたら恥ずかしいから─
お友達がこの近くにいるんでしょ?
「離して」
「もう怒ってない?」
簡単に許したらまたやりそうだけど─
クス…おでこをつけて甘えた口調で言うから
仕方ない。
「─もう、怒ってないよ─」
「良かった!」
鏡也君に付き合ってたら…疲れちゃった。
帰りもたくさん歩かなきゃいけないし
もう帰ろう?
「あそこでちょっと休んで帰ろうか、ジャングルジムは無理だけどあそこなら葉瑠も行けるから」
ん?
アスレチックの展望台─
そんなに高くないし子供でも登れるように階段もついてる。
「うん、じゃ…そこで我慢する」
──//
ここなら、ちょっとしたイスもあるし…眺めは…
ま~それなりだけど!良しとしよ。
うちのマンションの近くにもこんな公園があったら良かったなぁ
そしたら毎日お散歩に来るのに…
ここは1人で来るには、ちょっと遠いの