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愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第28章 番外編…バレちゃった!

最近は食事しながら葉瑠の話を聞くのが日課になって…今日もいつものように──
「今日は何してた?」
「ん、今日はね~鏡也君と行った公園に…」
「え、行ったの?」
「あ、ううん…行こうとしたんだけど…途中で分かんなくなって帰って来た…」
「…?!…やっぱり?…」
「うんやっぱり」
1回しか行った事ないんだから…それは無理だわ
1人で行くなって言ったって、ジッとしてるわけがなかったな─
仕方ない!
「日曜に連れてってやるからそれまで我慢しろ」
「え……いいの?、やった♪」ギュッ。
そんなに行きたかったわけ?
クスッ…子供みたいに抱きつかれた。
.:*:・'°☆
やった♪
連れてってくれるって!
今日道に迷って正解だったかも…
じゃ…今度こそ道を覚えて1人でも行けるようにならなきゃ…
今度は高い所から飛び降りたりしないでよ鏡也君。
「葉瑠、…今日、同僚がさ─」
ん?、あ、うん、なに?
なに急に…どうしたの?
鏡也君は鞄に手を延ばし何かを取ろうとしてる。
なになに?
あ、もしかして私にお土産かな?フフッ
「コンビニでこんなの見つけたんだって」
バサッ……
「な~に?それ…ぁ…//」
テーブルに置かれたのは雑誌
あ~それは……
とうとうバレちゃった。
やっぱり先に話しておけば良かった!
怒るってる、よね?
そのままの体勢で視線だけを鏡也君に向ける─
「洋子さんには参るよな?葉瑠も知らなかったんだろ?」
「…え?…//」
「あ、でも、凄く綺麗に撮れてたから……我慢しよ?洋子さんには式場探してもらったり世話になっちゃったから」
「……//」

