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第28章 番外編…バレちゃった！

先生の言うとおり。
もし聞いてガッカリしたら─
それこそ赤ちゃんが可哀想

「ま～準備の都合もあるだろうけど…１人目だし、どっちでも君達２人の子供なら可愛いよ」


「そうだな、葉瑠…楽しみはとっておこう」
うんそうだね！

きっと顔を見たら
どっちでも良かったって思うよね。
だって私と鏡也君の子供だもの！


「あ、それと…益田さんは里帰り出産だっけ？」

え？……あれっ私、先生に言ってなかったっけ？
「いえ、ここで産むつもりなんでお願いします」

え、葉瑠…
ｸｽｯ…鏡也君そんなに驚く？
目を丸くして私を見てる。

「そう？じゃ予定しとくから」
はい！お願いします。


──//
「先生ありがとうございました」

さて診察も終わったし帰ろ
「鏡也君会社は？行ってもいいよ」

「なぁ葉瑠、さっきの事なんだけど」
さっき？

「里帰り出産」

〝しなくていいの？〟って！

うんしないよ
私が帰らないって言ったから心配したの？

「お母さんが近くにいた方がいいんじゃない」

そうなんだけど
お母さんも仕事があるし、名古屋には知り合いもいないじゃない？
私、土地勘もないし…それならここの方が

１人の時に何かあったら鏡也君すぐ帰って来てくれるでしょ？

近くには洋子さんとヒロちゃん、それに英美ちゃんもいるから…ここの方が安心だもん

「ね？いいでしょ？」
「いやそれはもちろんいいけど」

お母さんもその方がいいって！
私の緊急時に仕事だったらすぐ帰れるかわからないから…

木下先生によ～くお願いしてくれるみたい！

〝そっか、よしじゃいろいろ準備しないとな〟
ｸｽｯ…なに準備って！